お手盛りの邦人殺害事件検証報告書

takase222015-05-22

ドクダミの白い花。
沖縄は梅雨入りだという。
・・・・
やった!
ゴマ粒より小さいやつが泳いでいる。
メダカの稚魚が孵った。今朝は3匹を確認。

メダカを飼ってもう6〜7年になる。水蓮の鉢にボウフラがわかないようにと入れたのがきっかけだった。
何の知識もなく飼いはじめ、冬、寒さで全滅させたりと失敗を重ねてきた。
なぜ子どもが生まれないのかも不思議だった。親メダカが卵を食べてしまうという基本的な習性を知らなかったのだ。
去年、水草を鉢に入れ、それに卵を産ませてから別の鉢に移して10匹近い稚魚を孵化することに成功。今年も同じ方法を踏襲した。
クロメダカ、ヒメダカ(赤い)、アオメダカと3種飼っている。去年孵化したのは、クロメダカとヒメダカが数匹づつだった。まだ小さすぎて色が識別できないが、今年はどのメダカの子どもが孵化したのだろうか。
ひょっとして混血してまだらのメダカができないかな。それはないな、きっと。
・・・・・・
「邦人殺害テロ事件の対応に関する検証委員会」の報告書が昨日出た。
ざっと読んだが、政府の「対応は適切だった」とする、予想通りのお手盛り報告書だった。委員会が身内で固められているのだから当然だ。

何よりも、「人質」となった日本人二人を、政府は本気で助けようとしたのかが問われなければならない。そこがもっとも疑わしいのだ。
漫画家の西原理恵子がこんなことを書いている。
《生前の鴨ちゃんが言ってた。ミャンマーで後ろから銃撃されて日本大使館に逃げ込もうとしたら日本人だと確認した上でドアを閉められた。命からがら師匠の橋田さんに報告したら「バカヤロー常識を知らんのか!迷わずアメリカ大使館に逃げるんだよ!あそこはとりあえず助ける!」》https://twitter.com/riezo0608/status/562621461026721792

「師匠の橋田さん」とは、私にとってもかつての上司であり先輩にあたるジャーナリストの故・橋田信介さん。04年5月27日にイラクで銃撃されて亡くなった。来週が命日か。
http://d.hatena.ne.jp/takase22/20080116

フリーランスが飲み会をやると、酒のサカナになって盛り上がるのが、日本の在外公館の邦人保護の意識の低さだ。
これはもう「体質」に近いのではないか、と今回の報告書を読んで思ったのだった。

これについては、またいずれ書こう。実は、きょう目の手術をして、片目が使えない。この報告書、中身は薄いのに四十数ページもあるので、読むのが苦労なのだ。