低投票率で自公圧勝の気配

takase222014-12-02

師走か・・・はやいな。
うちは11月が決算月ということもあり、毎週、金融機関回りをしている。きのう、ある銀行で融資担当とアベノミクスの話になった。
アベノミクス効果は出ていますか、と聞くと、「全くないですね」ときっぱり。
ひょっとして、うちみたいな経営の厳しいところをたくさん担当しているのかもしれないが、ためらわずにあっさりと即答したのに驚く。
しかし安倍首相は、あたかも経済が上向いているかのようなイメージを作るのに成功している。さらに、国民の暮らしに配慮しているかのような、消費税アップの先延ばしという誰も反対しない政策を出してきた。すかざず公明党が「軽減税率導入」の合いの手を入れる。
このタイミングでの解散は、ずるいしひどいと思うが、安倍首相の権力維持にとっては絶妙だったかも。
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日曜、母と紅葉を見に、六義園(りくぎえん)に行った。
六義園とは
《元禄8年(1695年)、五代将軍・徳川綱吉から与えられたこの地に、柳沢吉保が、7年の歳月をかけて「回遊式築山泉水(かいゆうしきつきやませんすい)庭園」を造りました。ここは平坦な武蔵野の一隅だったので、庭を造るにあたり池を掘り、山を築き、千川上水の水を引いて大泉水にしました。庭園は明治時代に入って三菱の創業者である岩崎家の所有となり、昭和13年東京市に寄付されて一般公開されました。》

ちょうどピークで紅葉を堪能できた。天気もよく、人でいっぱいだった。
行列があったので、何かと見ると、写真を撮るポイントの順番を待っているのだった。(写真)

母の用意したお握りで昼ごはんを食べながら、今度の選挙の話をすると、「投票しない」という。安倍さんはきなくさくていやだが、ではどこの党に、となると適当な党、人物がいないという。地方選挙も含めて選挙は「皆勤賞」の母がこう言うとは。
聞けば、母の姉(私の伯母)も投票しないと言っているそうだ。棄権して安倍政権に抗議するのだという。伯母も必ず選挙には行く人だったのに。
身近にこういう声を聞くと、投票率が著しく低くなりそうだ。
正直言うと、私自身、今一つ盛り上がらない。政治的関心を萎えさせる雰囲気が漂っている。
争点の設定を含め、野党が相当な巻き返しをやらないと自公圧勝のコースに入ってしまいそうだ。