月末で資金繰りが悩ましい。
6月、7月の放送が少なかったこともあって、今月はとても厳しい。まさに自転車操業。仕事をどんどん受注しなくては。
きょうは二つの企画の打ち合わせでテレビ局へ。
早めに終わったので千鳥ヶ淵戦没者墓苑にお詣りにいく。
毎年、終戦記念日の前後に来るようにしているのだが、今年は遅くなった。
いつも人が少ない。献花し周りを散歩して15分ほどいたが、広い敷地に5人の参拝者しか見なかった。
写真左手前に見えるのが、昭和天皇御製の歌碑。
くにのため いのちささげし ひとびとの
ことをおもへば むねせまりくる
ここは、政府公認の戦没者慰霊施設である。
《終戦の日、八月十五日は政府主催の全国戦没者追悼式が日本武道館において天皇皇后両陛下の行幸啓を仰ぎ挙行されたがこの式典に先立ち安倍総理大臣が千鳥ヶ淵戦没者墓苑を参拝された。又この日は菅官房長官、石原環境大臣・北川環境副大臣の参拝も行われた。その他、民主党海江田代表、大畠幹事長、横路元衆議院議長、江田元参議院議長、などの献花が行われた、その他確認した国会議員の方では、衆議院議員、逢坂一郎氏、阿部知子氏、谷垣禎一氏、中川正春氏、中谷 元氏、堀内詔子氏、松原 仁氏、簗 和生氏、参議院議員では佐藤ゆかり氏、福島みずほ氏、堀内恒夫氏、那谷屋正義氏、吉田忠智氏等が参拝された。》墓苑のHPよりhttp://www.boen.or.jp/boen00.htm
ところが、すぐ近くの靖国神社の参拝者が毎年600万人に対して、ここは10万人に過ぎない。
若い人たちは存在すら知らない。
苑内には、引揚者320万人のうち途中で亡くなった20万人あまりの犠牲を哀悼する「平和祈念碑」や、5万人以上が犠牲になったシベリア抑留者を慰霊する「追悼慰霊碑」、各地の戦没者数の掲示などもある。参拝すれば戦争についての教育にもなる。ここでの参拝を小中高のカリキュラムに組むべきだと私は思っている。
蝉しぐれのなか、涼しい風が吹く。考え事をするにはいい場所だ。
36万柱の無名戦士の遺骨が納められているとイメージするだけで、ここは異次元となる。我々の日常の悩みは後ろに退き、生きる勇気が出てくる。
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アメリカが、ジャーナリスト、ジェームズ・フォーリー氏の惨殺を受けて、シリアの「イスラム国」への直接的な軍事介入を考慮しているようだ。
きょうのNYタイムズの記事。
《シリアのISIS(イスラム国)に対する米国の軍事作戦は、オバマ大統領が2週間前に指示したイラクにおける軍事介入の範囲と目的を拡大することになろう。当時、大統領は、米国人要員を守り、イスラム国による宗教的少数派のジェノサイドを阻止するために空爆を許可すると言っていた。
しかし、大統領はまた、イラク政府が、重要なモスルダムの支配権をISIS(イスラム国)から奪い返すのを助けるためにも攻撃を命じていた。米軍の戦闘機や無人機を国境を越えてシリアに送るとなれば、それはISIS(イスラム国)の力を削ぎ、さらに無力化する任務を引き受けることを意味する》
オバマ大統領が、「弱腰」批判をはねのけて軍事的関与を拡大する気配だ。
これは要注意。泥沼化すると、日本の集団的自衛権の問題につながりかねない。自衛隊がペルシャ湾のホルムズ海峡での機雷除去をすることも可能と言っているのだから。