スーチーさんのお説教

takase222013-04-16

白い花をよく見る。
いま近所のドウダンツツジが満開だが、このスズラン水仙も下を向いた白い筒状の花だ。
ブルーベリー、アシビなど形の似た白い花が咲く季節。どこかへ一日ハイキングにでも行きたいな。
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土曜日、スーチーさんを在日ミャンマー人が歓迎した集会を取材したのだが、はじめから終わりまでビルマ語。何をしゃべっていたのか判らなかったが、アジアプレスの赤津陽治さんがスーチー講演を翻訳してくれたのでやって内容を知ることができた。http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130416-00000000-asiap-soci
これが意外だった。たとえば、ミャンマーの人は団結心が弱いことを指摘したあと、こんな風に言っている。
《私の見方では、私たちミャンマー人が団結しない原因は、自分に自信がないからです。自分に自信がないから、他の人が自分よりも良くなるのを非常に恐れるのです。(拍手)
この心性を直してください。誰にもそれぞれの価値があります。それぞれの人にそれぞれの価値があります。リンゴとミカンのどっちがいいと言えるでしょうか。言えないですよね。ミカンが好きな人ならミカンですよね。リンゴが好きな人ならリンゴですよね。もしリンゴがミカンに嫉妬したら、リンゴの方が頭がおかしいということになりますよね。
私たちが嫉妬心をなくすには、自分に自信が持てるように自分で育成しないといけません。本当は、親が子供たちに小さいときから、そのように育てないといけません。子供たちを比較して話したり、ミャンマー人の親たちはやることがありますよね。「お兄ちゃんほど賢くない」とか「妹の方がずっといい子だ」とか。》
まるで母親かおばあちゃんの説教である。
民主主義がどうだとか政治の話をほとんどしていない。ああ、こういうリーダーもいるんだな、と新鮮に感じる。きっと、こういうところが、ずっと国民を惹きつけ続けるのだろう。
スーチーさんの今後の政治課題については近々に書きたい。
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北朝鮮帰国者の声明と人権を守る会」の三浦小太郎さんからこんなメールが来たので紹介したい。可能なら協力してください。
《守る会のホームページの下記の英文には、一部ですが、私たちの朝鮮学校の実態を訴えるパンフレットの英訳が掲載されています。
拙い英文とは思いますが、特に、外務省他政府機関などに機会があればご紹介いただけませんでしょうか
http://hrnk.trycomp.net/news.php?eid=00981
なぜなら、従来から朝鮮総連は、国際的アピールとして、この学校問題を朝鮮学校の実態を隠したうえで日本の差別として国際的な場で批判しています。
また、先日も、ある日本人知識人が、朝鮮学校無償化をおこなわず、補助金も出さない日本と東京都は差別でありオリンピックを開催する権利はないなどとまで朝鮮総連側の主張と全く変わらぬ論理で日本を批判しています。
国際的に日本の立場を訴えるためにも必要なことと思い一市民団体として英訳資料を作ってみましたが何分にも、拡大、広報するだけの能力も手段も存じないため皆様方のご協力を切にお願いいたします》