水仙が咲いている。
いつの間にか。
気に入ったセーターもう着れないかな。
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帰宅したら、テレビでパラリンピックの中継をやっていた。あれ、パラリンピックがこんなにメジャーな扱いを受けるようになったのはいつからだろう。
JAPANESE ONLY の垂れ幕が、激しい非難と社会的制裁を受けていることと合わせて、人権意識が少しづつ広がっていることの現われだと思う。
ところで、あの垂れ幕。掲げた人は、これほどの騒ぎになるとは思っていなかっただろう。そもそも、差別する意識もなかったのではないか。
そんな「つもり」ではない、というのが言い訳にならない時代になっている。
安倍さんが不戦を誓う「つもり」で靖国に参拝に行った、という言い訳を連想してしまった。
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先日の萩原遼さんの会見と彼の朝鮮総連との闘いの気概を書いたが、彼は朝鮮学校への自治体の財政支援を止める運動もリードしてきた。
朝鮮高校授業料問題がもちあがった4年前、萩原さんが中心になって「守る会」が、朝鮮高校の歴史教科書(朝鮮語)4冊を全訳し、無償化反対の世論を喚起した。結局、無償化中止に追い込んだ。
しかし、朝鮮学校に財政支援をする自治体は各地にまだある。
こうした補助金を廃止すべしという点では、私は萩原さんに賛成であり、彼の精力的な活動を応援している。
さっきサッカー垂れ幕の差別問題について書いたが、朝鮮学校への補助金廃止は「差別」ではない。逆に人権の観点から廃止すべきなのである。
萩原さんが創刊した「北朝鮮の軍事独裁体制=朝鮮総連と闘う情報誌」『拉致と真実』には「虐殺者に忠誠誓う総連『民族学校』の子どもたち」という記事が載っている。
記事によると、「在日朝鮮学生少年芸術団」121人が去年12月5日、平壌を訪れ12月31日には万景台(マンギョンデ)学生少年宮殿での「迎春公演」に参加し、金正恩元帥への忠誠を示したという。
以下のURLに動画がある。かなりショックである。日本で生まれ育った子どもたちが、北朝鮮の子どもたちの、あの作られた忠誠の表情で登場し、一糸乱れぬ演奏や舞踊を披露している。
http://www.youtube.com/watch?v=6MZgWIUsnRE
ステージでは、中学生生徒らが涙ながらに「異国の子どもたちを家族として暖かい胸に抱いてくださり私たちの学校と朝鮮総連をお守りくださる金正恩元帥様」と絶叫。
また、歌や踊りの合間に「元帥様だけを信じて地の果てまでついてゆきます」との語りをいれているという。
朝鮮総連によると、朝鮮学校生徒の新春公演参加は1986年以降28回目。
歌や踊りの準備に費やした時間と労力は大変なものだろうし、一ヶ月におよぶ長期に北朝鮮に滞在させることの子どもと家族への負担も大きいことだろう。
朝鮮学校とは、総連がいうような「民族教育の場」などではなく、「金王朝の忠臣養成所」なのだ。子どもたちがかわいそうである。
この朝鮮学校を、税金で支えてはならない。