改革派官僚ついに退職3

月末といえば資金繰り。
今月も何とか乗り切った。「おかげさまで」という言葉が素直に出てくる。いろんな人たちの支援、応援があって今の仕事をやっていけるのだなあと思う。
さて、政治を少しでもまともにするにはどうすればいいのか。
まずは、とにかく選挙では棄権せずに投票せよ、という意見がある。
しかし、問題は、どの政治家が「まとも」なのか、分からないということだ。
情報がなければ判断できない。
古賀氏はこの問題に触れている。

――原発事故の問題、東電の問題が今フォーカスされていますが、結局変えられないという点では公務員制度をはじめその他の問題と根っこが似ている気がするんです
古賀:そうですよ。それを何で変えられないのか、ということなんですよ。「変えたほうがいい」とみんなが思っていても変えられない、その理由っていうのが「業界の既得権」であり、「官僚の既得権」であり、「政治家の既得権」なんですよ。
で、そういう既得権を持った人達が制度を支配している。制度を変えるか、変えないかも含めて支配する構造ができてしまっている。――要するに、政治家に任せても、企業に任せても、官僚に任せても解決できなくなっているんです。
じゃどうすんの? という話ですが、結局、国民が動かないとどうしようもないじゃないですか。だから僕としてもまず、情報をわかりやすく伝えていくというところから始めようと思ってます。みんな、情報がないとどうしようもないですからね。それがひとつ。
あと、選挙の時にマニフェストをチェックします、ってだけじゃなくて、日々政治家が何をやっているのかというのを監視していかなくちゃならない。そういう意味ではなかなかマスコミが伝えてくれない情報を伝える、あなた方(取材クルーを見ながら)のような仕事も大切だと思います。
そして、改革をしていこうという政治家をサポートしていく。国民の側からも「この政治家はがんばっているから応援しよう」という言葉をメールしたり、ツイッターで伝えたりということをやって欲しい。僕は少額でもいいですから、できれば政治献金もして政治家をサポートして欲しいと思ってます。
あとは、選挙の時は偉そうなことを言ってるんだけど、選挙が終わるとどっかのグループとくっついちゃって、改革なんてやる気のない政治家を落選させるキャンペーンをやるとか。
結局ね、国民が動かないと何も変わらないんですよね
(ニコニコニュースhttp://news.nicovideo.jp/watch/nw119383
政治家の行状を国民に伝えるということは、マスメディアの最も重要な機能ではないだろうか。恒常的に、A代議士は原発を推進するこんな動きをしている、B大臣はある集会でこんな発言をした、というふうに伝え続けるメディアがあるべきだ。
原発事故以降、真実を伝えていないとすっかり国民からの信頼を失ったマスメディアだが、一つの活路は、国民がまともな政治家を選べる材料の提供にあると思う。