筑紫哲也さんのお別れ会

takase222008-12-20

きのう、「筑紫哲也さんのお別れ会」があった。
《11月7日に73歳で亡くなったジャーナリスト筑紫哲也さんのお別れ会が19日、都内のホテルで行われた。(略)
 会は弔辞の読み上げなどは行わず、献花のみの形式で、同番組のエンディング曲だった「最後のニュース」が流された。ほかにも取材活動の活躍を振り返る30枚のパネル写真、番組での名物論評「多事争論」のコーナーが設けられた。
 海部俊樹元首相、福田康夫前首相、土井たか子さん、田中真紀子衆議院議員久米宏氏、田原総一朗氏、草野満代アナウンサー、中田英寿氏、萩本欽一石川さゆり草なぎ剛ら各界から2584人が出席した。》(日刊スポーツ記事より)
フォトジャーナリストの山本宗補さん(http://homepage2.nifty.com/munesuke/)と一緒に行った。私たちが会場に入ったときには、中田英寿加藤登紀子石川さゆり崔洋一田中真紀子鈴木宗男らの著名人が顔を見せ、交友の広さを物語っていた。
式次第もなく、「私から筑紫さんへの多事争論」のコーナー(写真手前)に文章を書いたり、番組を観たり、参加者は思い思いに時を過ごしていた。
「なぜ人を殺してはいけないんですか」とスタジオで若者が質問した有名な97年の番組も流れ、しばらく私も大スクリーンに見入っていた。
takase.hatenablog.jp
賛成できない意見もあるが、「多事争論」の一つひとつに考えさせられるものがある。寸鉄人を刺す鋭い問題提起を毎日やるというのは、大変なことだ。こういうジャーナリストはもうでないだろうと思う。
こういう式もいいものだと思う。
式のあと、ホテルの外に出ると快晴。私たちも「世の中のためになる仕事をしたい」と思いながら帰ってきた。