ワーカーズハイ?

takase222015-03-26

毎朝、近くの病院に通う途中、黄色の花のそばを通る。
春を告げる花、ミモザ。鮮やかだなあ。

病院に行くのは、下の娘の見舞いだ。
命に関わる病気ではないのだが、おととい、全身麻酔の手術をして、きょうあたりが苦しいところらしい。
手術した顔の下半分がぱんぱんに腫れてまるで別人。私が「人生の記念になるぞ」と言ってスマホで写真撮ると、面白がって、あとでLINEにしもぶくれの顔を自分で撮って送ってきた。
早く治りますように。

この病院は、ロビーの天井が高くて外光がふんだんに入り気持ちがいい。コンビニやドトールコーヒーなども入って明るい雰囲気だ。いま、ちょうど病院の取材をしているので、いろいろ観察してしまう。
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このところ、ちょっと立て込んできた。
2ヶ月以内放送のちょっと大き目の番組を3本抱えている。
どんな仕事も同じだろうが、始めから終わりまで「ハイ、すべて順調にいきました」などということはありえないので、大小のトラブルがひっきりなしに起きる。
つい先日は、スタッフが取材中に体調を崩したが、そこは医者が全くいないところなので、取材を打ち切って帰国するかどうかでやりとりしたり・・。数年前、うちの海外取材でフリーのカメラマンが風邪をこじらせて肺炎になり、現地で亡くなるという悲しい事故があったので、取材班の体調はいつも気がかりだ。
加えて、NPOの広報ビデオが今月末納品だ。
ここで宣伝ですが、うちはテレビだけでなく、自治体や企業、市民団体向けの映像制作もやっているので、ご用命ください。

映像制作のほかに、年度末のため、テレビ局との交渉、契約や、さまざまな書類作り、出向スタッフの面談など、オフィス運営の仕事が一気に増える。
それに何と言っても資金繰り。今は、ここ2〜3年で最も苦しい。

ここ1ヵ月くらいは平均睡眠時間4時間くらい。眠たいが、慣れると何とかなるものだ。
というわけで、そうとうせわしく、ストレスフルなはずなのだが、全然苦にならない。

家でも会社でも、「ああ忙しい」、「うわー大変だ」、「もう、だめ」、「胃が痛い」などという言葉は(たぶん)口にしていないが、我慢しているのではなく、実際、心身共に「元気」なのである。
ランナーズハイ」というのがあるが、これは「ワーカーズハイ」?

というより、人生全体が苦しくなくなり、ここ数年、生きるのがぐっと楽になった感じがする。
自分でも不思議なのだが、かなりのトラブルが起きても以前のように動揺しなくなっている。「起きることはなんでも受け入れる」感じがつかめてきたようだ。
修行の成果が出てきたのか。

サングラハのモットーは、
仲良く、楽しく生きて、楽に死ぬ」というシンプルなものだが、
本当にそうありたいものだ。

精進しよう