2019-02-01から1ヶ月間の記事一覧

かつて日本は子どもの楽園だった

中東の旅から 古城をのぞむ通りのカフェ。週日昼間からゆったりと紅茶を飲んでお喋りをする人々がいる。通りかかると一杯飲んでいけと椅子を勧められ、腰を下ろした。誘った青年は英語もまったく話さず、ニコニコしているだけ。お代を払おうとすると「とんで…

人々が通りを掃き清めた時代

中東の旅から。 どの市場にもハーブや香料を売る一角があって、強い香りを放っている。それぞれの店がお客さんの目を引くためのディスプレイをしている。緑はたぶんピスタチオだろう。こんな遊び心が楽しい。 22日(金)は私の誕生日(66歳)で、フェイスブ…

通りから暮らしが消えた

立春から15日で節気は「雨水」(うすい)、雪が雨に変わり、雪解けがはじまるころになる。 この冬、雪が降ったのを見たのは先週金曜を入れて2回だけで、暖冬だった。きょう東京では20℃近くになった。 テレビニュースで、暖冬のせいで山形県の雪下大根(越冬…

ピスタチオを売る街

中東の旅から この店ではピスタチオを売っていて、試食をすすめられた。 ピスタチオなどめったに食べないのだが、さすが本場、とてもうまい。1キロ買ってしまった。日本では見られなくなった、こういう量り売りの個人商店も楽しい。片言の会話をしながらち…

ゴーン被告の新任弁護人に「無罪請負人」

これは、今回の中東への旅でもらったお土産。 (6cm×6cm×5cmで香料の匂いがないのが新鮮だ) 地方の小さな町に行ったので英語を話す通訳がいない。やっと見つかったのが、Aさんという21歳の女性だった。大学を出たばかりで、小学校で英語の基礎を教えてい…

神様は乗り越えられない試練は与えない

先週から中東に出張したあと体調を崩し、ブログをごぶさたしてしまいました。 日本の町も歴史を感じさせるものはいろいろあるけれど、中東には桁が一つ違う歴史の厚みがある。 大通りでの手仕事は、日本では見られなくなった光景。曲がりくねったわき道は異…

再びジャーナリストに旅券返納命令(その2)

4日、ちょうど立春の東京は、最高気温が18度を超えて暖かかった。旧暦では立春は一年の始まり。八十八夜や二百十日は立春から数えた節目で、農作業の目安にされた。24節気の最初の節で、この日から春ということになる。立春以降、最初に吹く強い風を「春一番…

再びジャーナリストに旅券返納命令

2日(土曜)の夜、10時半、帰宅途中の電車の中で携帯が鳴った。ジャーナリストの常岡浩介さんからで、「いま羽田空港から出国しようとしたら、旅券を返納しろと言われて足留めされています」という。 常岡さん、入国拒否にあったり(https://takase.hatenabl…

「貧困対策」でチベット人を醇化

きょうは土曜だが用事があって出社。JR御茶ノ水駅の聖橋口から出てくると、私より少し年上かと思われる年配の男性が路上でバイオリンを弾いていた。ここは夜、よく若いシンガーソングライターやジャズバンドが演奏するポイントだが、朝からとは珍しい。 こ…

39回目の「水仙忌」

山崎禅雄師の名物法話 1月30日は民俗学者の宮本常一の命日で、「水仙忌」という法要が毎年執り行われる。場所は西国分寺駅に近い東福寺。府中市に住んでいた宮本先生の葬儀がここで行なわれたご縁である。 宮本先生は1981年1月30日に亡くなり、今年は39回忌…