きょうは自分の誕生日で65歳になった。立派な前期高齢者。自分がこんな歳になったことが信じられないが、こうして生きてこれたのはご先祖や親をはじめ、無数の人々のおかげで、感謝しなくては。体にはいろいろガタがきているが、心の方はますます元気になっていく気がする。おもしろい65歳の日々になりそうな予感がする。
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シリア情勢が錯綜してきた。
《トルコ軍がシリア北西部アフリンを支配するクルド人勢力「人民防衛部隊」(YPG)に先月から越境攻撃を続ける中、アサド政権を支持する民兵組織がYPGの援軍としてアフリン入りし、紛争の構図が複雑化している。》(Newsweek)
敵の敵は味方、というわけか。この一方で、大変な人道危機が起きている。アサド政権軍がすさまじい住民虐殺を行なっているのだ。民間の救急隊「ホワイトヘルメッツ」による動画で空爆のひどさを知ってください。
https://twitter.com/SyriaCivilDef
《【カイロ=奥田哲平】シリア人権監視団(ロンドン)によると、シリアの首都ダマスカス近郊の反体制派支配地域、東グータ地区で二十日、アサド政権軍による空爆で、少なくとも市民百六人が死亡した。攻撃が激化した十八日以降の死者は子ども五十八人を含む計二百五十人に達し、負傷者は千二百人に上る。
監視団は、東グータで二〇一三年に政権軍が使用した疑惑のある化学兵器で多数の死者が出て以来の最悪規模の被害としている。十九日の爆撃でも百二十七人が死亡し、二日連続で百人を超える犠牲者が出た。シリア外務省は、反体制派が住民を「人間の盾」にしていると主張する。
ロイター通信によると、国連のパノス・ムムツィス人道調整官は二十日、東グータの医療機関五カ所が爆撃されて機能不全に陥ったと明らかにし、意図的に狙った「戦争犯罪も同然だ」と厳しく非難した。民間救助隊のアレイ・マフムード氏は本紙取材に「政権やロシアの戦闘機が絶え間なく上空を飛び交い、学校や市民の居住地域を狙って空爆している。燃料がなく、救急車が動かせない」と訴えた。
反体制派が拠点を置く東グータは、ロシアとイラン、トルコ三カ国が非武装化で合意した安全地帯の一つ。ただ、シリアの政権軍は停戦対象ではない「テロリスト」が支配していると見なし、一三年から包囲を続ける。》(東京新聞21日)
とまらない悲惨に、ユニセフはウェブサイトにて白紙で抗議した。
【2018年2月20日 アンマン(ヨルダン)発】
東グータ地区およびダマスカスで多くの子どもたちが犠牲になっていることについて、ユニセフ(国連児童基金)中東・北アフリカ地域事務所代表ヘルト・カッペラエレは以下の「白紙」の声明を発表しました。
(白紙)
表現できない子どもたちの苦しみ
「どんな言葉も、殺された子どもたち、その母親、父親、彼らの大切な人々のことを表現することはできません」。
誰もこの事態への解決を示せていない。無力を感じる。