眞子内親王の結婚延期について

 5日夜のTBSニュース23で放送予定だった特集「難病の先生も卒業式に」は、放送が飛びました。ニュース番組では、よくあることですが、また日程が決まりましたら、予告させてください。
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 シリア反体制派の在英NGO「シリア人権監視団」によると、アサド政権軍の無差別爆撃で多くの死傷者が出ているシリアの東グータ(ゴータとも)地区の25%が政権軍に制圧されたという。《AFP通信によると、シリアのアサド大統領は4日、国営テレビで「東グータのテロリストとの戦いを続ける」と述べた。》
 衛星写真を使った国連の被害地図。人口が密集する西部は「破壊」destroyedの赤点がびっしり。12月時点ですで西武の建物の93%が被害を受けていたという。この点々の下に生身の人々がいる。政権軍に包囲され、医療支援も届かないなか、人々の苦しみはいかばかりか。
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 眞子内親王の結婚が延期になった。
 その報じ方について、江川紹子氏が日経新聞をほめていた。
 《朝日が「驚きの声」など当たり障りない反応記事でお茶を濁し、読売が「小室家をめぐる報道の中ではやむをえない。日本では家同士の結婚という意識が強い」云々の古色蒼然コメント掲載の中、唯一解説らしい解説を掲載し、見識を示した日経新聞。》https://twitter.com/amneris84/status/961038204659941376

 この日経の解説(2018/2/7付)、どんなことを書いているのか。

 《【レッテル貼りは禍根残す】
 前代未聞である。天皇陛下の裁可を得て婚約が内定し、結納にあたる納采の儀と結婚式の期日まで決まっていた秋篠宮家の長女、眞子さまの結婚が延期となった。
 2005年11月に結婚した天皇家の長女、黒田清子さんの婚約正式発表が前年の新潟県中越地震高松宮妃喜久子さま死去のため2度延期になった例はある。しかし、ここまで具体的に固まっていた皇族の結婚が先送りされる外形的要因は見あたらない。
 眞子さまがお気持ちを示した文書では「準備不足」が理由とされているが、国民の多くが思い浮かべるのが昨年から続いている週刊誌報道の影響だろう。
 婚約者の小室圭さんの家庭の事情に関して、バッシングともいえる報道が続けられている。
 憂慮されるのは、一連の報道が「皇族の結婚相手としてふさわしくない家柄」というレッテルを貼る空気を助長することだ。
 「婚姻は両性の合意のみに基づいて成立する」と憲法は保障している。これ以外の要件は何もない。もし、「家柄」や「経済力」などへの懸念、批判が圧力になったとしたら、民主主義国家として恥であろう。そして、今後の皇族の結婚に禍根を残すことにもなる。》編集委員 井上亮)

 戦後の個人主義を踏まえ、すっきりとリベラルにまとめてある。
 問題のきっかけは『週刊女性』が12月に「眞子さま嫁ぎ先の“義母”が抱える400万円超“借金トラブル”」を出したこと。眞子さまの婚約者、小室圭さんの母親に対して、その元婚約者の男性が、婚約解消を機に、それまでに渡したお金を返してほしいと言っているという。小室さん母子は、それは借りたお金ではないと言っているらしい。
 小室さんは、小さい頃に父親を亡くし、母子家庭で育った。経済的にも大変だったろうし、いろんなことがあっただろう。今回の週刊誌の騒ぎは、日経の指摘どおり、「家柄」や「経済力」による弱者叩き。そして、小室家を嗤っているのはむしろ貧しい人たちなのだろう。宮内庁周辺に結婚に反対する「抵抗勢力」がいるとも言われている。今後の小室圭さんと眞子さまがどう反撃していくか、このまま押し切られ破談になるのか、日本の「空気」の動き方をふくめ注目している。
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 それにしても会社の資金繰りが厳しくて、困ったな