ミサイルより人権

takase222012-12-11

北朝鮮はミサイルに不具合が見つかったようで、発射は延期のようだ。
きのう、ミサイルより人権が大事だと日本のNGOが総連にデモをかけた。
NGO連合、北朝鮮は「ミサイルより人権」
(TBS系(JNN) 12月10日(月)23時5分配信)
 「世界人権デー」の10日、北朝鮮の人権問題に取り組むNGOが、東京・千代田区朝鮮総連前で抗議デモを行い、「ミサイルより人権だ」と、訴えました。
 「北朝鮮は人権侵害をやめろ!強制収容所を閉鎖しろ!」(シュプレヒコール
 抗議デモを行ったのは、ICNK=「北朝鮮における『人道に対する罪』を止める国際NGO連合」です。この団体は政治犯強制収容所拉致問題など、北朝鮮の人権抑圧について調査する委員会を国連に設置するよう求めていて、世界人権デーにあたる10日は、各国にある北朝鮮の関係機関で抗議デモを行いました。
 「今日はミサイルではなくて人権を考える日であると思います。自国の武装に対して巨額の金をかけるのではなく、北朝鮮の国民、北朝鮮の中にいる人々のために、お金を使ってほしい」(ヒューマン・ライツ・ウォッチ 土井香苗 日本代表)
 また、抗議デモには、北朝鮮に拉致された可能性が否定できない「特定失踪者」のひとり、藤田進さんの弟、隆司さんが、朝鮮総連に対する公開質問状を手に参加しました。
 隆司さんは1976年に失踪した兄の進さんが北朝鮮に拉致された可能性が高いとして、今年7月、ジュネーブの国連人権理事会に救出の申し立てを行い、受理されています。
 国連は北朝鮮に対し情報提供を求めていますが、現在までに回答はありません。
 隆司さんの出した公開質問状は、こうした現状を説明した上で、朝鮮総連拉致問題北朝鮮本国に働きかけるよう求めたものですが、朝鮮総連側は応対せず、質問状は扉の隙間から敷地内に投げ入れられました。

Youtubeのニュース映像では、救う会神奈川の川添友幸さんやヒューマン・ライツ・ウォッチの土井さんがシュプレヒコールをして手紙を投げ入れるシーンが映し出されていた。数年前まで、国際人権団体はなかなか北朝鮮の人権問題に手を出さなかったのだが、土井さんが熱心に取り組んでくれたのは大きな転機になったと思う。
選挙では、拉致問題はじめ北朝鮮の人権侵害にどう対処するかには光が当たっていない。
先月末は、拉致被害者松本京子さんのお母さんが亡くなった。これまで、政府は、懸命に取り組んでまいりますと言ってきたが、拉致問題担当大臣民主党政権下でころころ変わっていま8人目。田中某という1ヵ月も持たなかったとんでもない人物もいる。これが適任適所だそうだ。
以前から書いているが、基本的な、すぐにやれることもやっていない。例えば、生島孝子さんらしい日本女性を北朝鮮のアパートで見たと証言している呉吉男氏に事情を聴くことさえ政府はしないと、孝子さんのお姉さん、馨子さんはツイッターで手厳しい。@k_ikushima
選挙で拉致問題に触れるのは松原仁氏か石原慎太郎氏くらい。
石原氏は、墨田区の街頭演説で、「9条のおかげで見殺しにした。あんなものがなければ、日本は返さなかったら戦争するぞと、攻めていく姿勢で取り戻せた。」と言ったという。(朝日新聞
北朝鮮には、軍事ではなく、人権で「攻め」たい。たとえば、朝鮮学校への自治体の財政支援をやめさせ、朝鮮高級学校への無償化要求を退けること。これは在日コリアンいじめでも排外主義でも全くなく、逆に在日コリアンの子どもの人権を守るためである。