ばら撒きより女性の涙拭くが先 

 この季節になると、小平市の鈴木稲荷神社の大イチョウの葉が色づく。私は毎年、ここでギンナンを求めている。

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鈴木稲荷神社。歴史のある立派な神社だ。

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老夫婦が神社を管理しているのだが、そのあとどうなるのか、心配だ。

 一昨日はこれで茶碗蒸しを作った。秋の楽しみの一つである。

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 畑では大根が大きくなった。

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 無農薬でやっているので、葉も安心しておいしくいただけるのがいい。
 4本抜いて、食べきれないので、近所の人におすそわけした。うちの周りにも一人暮らしの高齢者がちらほらでてきた。いざ困ったときに気軽に声をかけあえるような近所づきあいができないか、模索している。
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 政府与党が、18歳までの子どもに、親の年収が960万円未満なら10万円相当を支給する方針を決めた。公明党が公約に掲げていたのに自民が味付けした決着。

 さらに自民党の公約にもとづく住民税非課税世帯への10万円の支給もやるという。さらにさらにマイナンバーカード所有者にはポイントを配るとか。

 こういうことは迅速なんだな。

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今朝の朝日朝刊記事。

 いかにも理念なきバラマキ策をバタバタと決めたのは参院選対策だろう、ともっぱらの声。

 それに10万円をわざわざ5万円の現金と5万円のクーポンに分けて、時期をずらして配るのもよくわかんない、との声も。

『年内に現金・来春クーポン券』 一粒で二度おいしいだろ  ―自民・公明

よい子のみんなへ  (大分・ピーポコ) 「かたえくぼ」より  

 クーポン印刷やらその配布やら作業がいろいろ出てきて、それらをまた御用達の企業にでも落札させて・・かな?

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ツイッターより

 で、その次はGO TOも待っている。

 ほんとに困っている人に素早く無駄なく支援するという、ごく当たり前のことをやってほしい。ところが・・・

バラマキの陰で被災者削られる (宮城県 菊地和彦)11日朝日川柳

 《東京電力福島第一原発事故で避難を求められた住民の医療や介護の負担を軽減してきた支援策について、復興庁が段階的に縮小、廃止する方向で被災自治体と協議に入ったことが分かった。早ければ2023年度にも見直したい考えだ。》(朝日新聞10日)

 そこに、岸田首相が竹中平蔵を「デジタル田園都市構想」委員に抜擢したとのニュース。へえ!これで「新自由主義から決別する」とはどういうわけか?

 岸田政権本格稼働ってことらしいが、最初からむちゃくちゃだな、
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 お金がないより孤独が怖いと新聞の投書にあった。

「単身女性同士の互助サービスなどがあれば家賃軽減や生活費軽減になるのでは。私自身は離婚して単身の40代前半、貯蓄もありますが、高齢者福祉施設に入れるほどたまるとも思えません。食費出す代わりに誰かご飯作ってくれて手作りご飯がみんなで食べられる、みたいなサービス。お金より孤独感の方が怖いです。(兵庫県 40代女性)

 

地震あれば無事を問うラインが複数くるちゃんと幸せじゃないか私は

 きのうの「朝日歌壇」に選ばれた、常連、上田結香さんの一首。わかる気がする。

 お金を配ればいいということではない。岸田首相には国民の声をもっとしっかり聞いてもらいたい。

 ばら撒きより女性の涙拭くが先 (千葉県 安延春彦)朝日川柳4日