暗いうちから投票所に並んだミャンマーの人々

 からりと晴れて気持ちのよい日だった。

 きょうの畑の収穫は、小松菜、人参、空心菜など。無農薬でやっているので、虫がつくが、これも自然なことだと気にならなくなった。

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小松菜。穴だらけだが、とてもうまい。

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間引きが足りなかったのか、「豊作」とはいかないが、味はいい。

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家に持ち帰ったら、人参の葉に青虫が・・

 人参の葉をどうしようかと考えて、天ぷらにしたが、これがうまかった。私の料理も少しづつ進歩しているようで、うれしい。
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 クーデター政権下では生きられないと、ミャンマー人のSさんが日本に逃げてきた。

 今週、日本に着いたばかりで、いまは東京都内のウィークリーマンションで自主隔離中。   

 Sさんの知り合いがきょう、オンラインで「Sさんを励ます会」を開き、私も参加した。

 Sさんについては、近く直接会ってから、あらためてここで紹介したい。

 「励ます会」では、ミャンマーについての思い出話がいろいろ出るなか、一人が、2015年の初めての民主選挙で見た光景を語った。

 投票所が開くのは朝6時半。その時間に投票所にいってみると、すでに長蛇の列ができていて驚いた。みな暗いうちから並んでいたのだ。
 投票なんて、べつに急がなくともいいではないかと言うと、何が起きるかわからない、途中で投票ができなくなるかもしれないとの答えが返ってきたという。

 1票を投じることをこんなにも大事に思っているのかと、その人は深く感動したという。
 その選挙ではアウンサン・スーチー氏率いるNLD(国民民主連盟)が圧勝した。2020年の選挙では、NLDはそれを上回る議席を獲得し再び圧勝した。クーデターはその民意を踏みにじった。

 暗いうちから並んで投票したその思いが、市民たちの怒りの源になっているのだろう。民主主義ってそういうことなんだな、と感銘を受けた。

 そして、あすはわが国の総選挙投票日だ。ミャンマーの話で、ちょっと身が引き締る。