あなたは日本のために戦えますか?

 先週の土曜(12日)の夜、小平市の「どんぐり林」で、「いきものの歴史影絵」の上映会があった。

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 45億年の地球の歴史が生き物を進化させてきた物語を、子どもたちと父兄がみごに演じた。生演奏付きという豪華なパフォーマンスですばらしかった。

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40億年の進化は豊かな生態系を生み出した

 私は影絵のあと、40億年前に深い海の下で生まれた、たった1匹の小さな”いのち”が、現在地球にすむ植物、動物、菌類をふくむあらゆる生き物の祖先であること、同じ祖先から生まれてきたのだから、生き物はみな“親戚”であることなどを15分ほどお話した。子どもを対象にお話したのだが、父兄の方が楽しんでくれたようだ。
 子どもは分からないことは遠慮なく「分かんなーい!」と言う。そこはつらいが、勉強になる。これからも話をする機会を見つけて挑戦しよう。
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 お知らせです。
 高世仁のニュース・パンフォーカスNo.16 「あなたは日本のために戦えますか?」を公開しました。

www.tsunagi-media.jp

 「自国のために戦うか」という質問の国際アンケート調査で、「はい」と答えた人が96.4%ともっとも多いのはベトナムで、わが日本は「はい」の答えが13.2%と世界最低、しかもダントツの最下位だ。
 万が一、日本が他国に軍事攻撃されても、戦おうという人はわずか1割と少ししかいないということになる。また、「わからない」が38.1%とこれまた飛びぬけて多い世界一。

 好戦性を問うているのではなく、質問文は「もう二度と戦争はあって欲しくないというのがわれわれすべての願いですが、もし仮にそういう事態になったら、あなたは進んでわが国のために戦いますか」と慎重なニュアンスだ。

 国民が自分の国を守ろうと思わないところで、どんな安全保障政策がありうるのか。私たち一人ひとりに問いかけられている問いだが、どう考えたらいいのか。
 ご関心あればお読みください。

 パンフォーカスには結果を一部しか出していないが、ここにすべての国・地域の答えのグラフを紹介する。
 これを見ていると、いろいろ考えさせられる。日本はグラフの一番下。

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「自国のために戦うか」の問いに、青が「はい」、茶が「いいえ」、緑が「わからない」。日本は「分からない」も抜きんでている(友人の三谷真介さん作成のグラブ)