北朝鮮「ICBM 発射実験成功」と発表

 夕方になって雨。涙雨か。

 情熱大陸」のFBに森本喜久男さん逝去の告知が出た。1時間で500人から「いいね」。アンコール放送のリクエストも。余命宣告を受けた主人公はおそらく番組始まって以来で、印象深かったのだろう。アンコール放送が実現するといいな。https://www.facebook.com/jounetsutairiku/?fref=nf&pnref=story
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 北朝鮮はきょう朝、再び弾道ミサイルの発射実験を行い、これに続いて日本時間午後3時半、朝鮮中央テレビを通じ、「特別重大報道」として「ICBM大陸間弾道ミサイルの発射実験に成功した」と発表した。
 排他的経済水域に落下したため、「日本の領土・領海に落下する可能性、あるいは通過する可能性があると判断された場合」にのみ発せられるJアラートは鳴らなかった。ただ、今回、日米韓は事前に発射の兆候をつかめていない。実戦形式で発射したらしい。つまり実際に日本に向けて撃つ場合には、「いきなり」なのでアラートが鳴るとしても落下直前、「対応」は困難だ。
 原爆とその運搬手段のミサイルの性能を急ピッチで向上させている北朝鮮。これを止めることができない現状に無力感を抱く。日本政府は北朝鮮に「厳重抗議した」というが、これは北京の日本大使館から北朝鮮大使館へファックスを1通送るだけの行為に過ぎない。
 この状況で、拉致問題はどこかに吹っ飛んでしまった感がある。政治家からも最近、ほとんど言及がない。
 被害者家族の心中を想像すると暗澹たる気持ちになる。


 先日、横田めぐみさんのお母さんの早紀江さんからハガキをいただいた。ハガキの写真は、峯田義郎という山形出身の彫刻家の「部屋の中の午後・一人」というブロンズの作品で、新潟市美術館蔵とある。新潟に講演に行ったときにでも買い求めたものか。少女が一人でぽつんとソファにかけている。早紀江さんは、どういう思いでこれを見たのかと思った。
 お便りでは、これまでになく精神的にも肉体的にも追い詰められていることが行間に表れていて読むのがつらかった。敬虔なクリスチャンの早紀江さんだが、今回は聖書の引用も神への言及もなく、悲嘆する一方で心配になった。拉致被害者家族を親身にケアするような態勢がとれないものか。
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 放送のご案内です。
 7月1日(土)にBS−TBS「夢の鍵」で放送された「視線で動かせる意思伝達装置」が、民放テレビポータルサイトTVer(ティーバー)にて放送中で、今週いっぱい見られます。見逃した方はぜひどうぞ。http://tver.jp/episode/31792498

《吉藤健太朗(よしふじけんたろう)さんといえば、フォーブス誌が選ぶ「アジアを代表する30歳以下の30人」にも選ばれた有名なクリエイターだ。子供の頃は不登校に悩み、登校できたとしても保健室に行くことが多かった。そんな吉藤さんの名が世間から一躍脚光を浴びたのは、4年前に完成した分身ロボット「オリヒメ」だった。この「オリヒメ」を自分の行きたい場所に運べば、どんなに離れた場所であろうと相手と会話ができるうえ、向こうの様子も手に取るようにわかる。喜びや悲しみのパフォーマンスも分身ロボットが自分の代わりに自己表現をしてくれる。吉藤さんは自らの経験を踏まえ、会えない人と人をつなぎ、孤独を解消することにこだわり完成させたのだった。
 吉藤さんが今、この「オリヒメ」をさらに進化させようと、新たなツールを開発した。「オリヒメアイ」という意思伝達装置だ。この装置によって、全身の筋肉が衰え動けなくなるALS患者も自らの視線の動きだけで、オリヒメを動かし、コミュニケーションを図れるという。吉藤さんがこだわったのは例え病気であっても自分で自分の意思を相手に伝えられるようにすることだ。果たして、その実力は…。》

 ちなみに、「アジアを代表する30歳以下の30人」には、日本から、吉藤さんの他に、テニスの錦織圭、体操の内村航平などが選ばれている。