きのう、ピースボートの旅を終えてかみさんが帰国した。
オーシャンドリーム号が着いた横浜港の大桟橋に迎えに行く。帰りに通った神奈川県庁前のイチョウ並木が美しかった。
葉っぱだけでなく、深い皺の幹の樹皮もいい。
こちらは冬の公園。クヌギの落ち葉が集められて山になっていた。
ふかふかで気持ちよさそうだなと思って寝転んでみた。枯葉の香りが懐かしさを誘う。
そんなわけで、落ち葉の山に人型ができてしまった。
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最近のニュースから。
まず、この写真。
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東京新聞が元気だ。
《東京写真記者協会(新聞・通信など加盟三十三社)は一日優れた報道写真に贈る今年の各賞を発表した。グランプリの東京写真記者協会賞は、八月三十日に国会前で行われた安保関連法案への抗議活動をとらえた本紙の「安保法案にNo!」が受賞=写真。企画部門.(国内)には、夕刊一面の連載「70年後の夏」が選ばれた。》
フランスで、極右政党が得票率トップに躍り出た。
《フランス極右政党が記録的得票、パリ同時テロ以降初の選挙》
【12月7日 AFP】130人の犠牲者が出たパリ(Paris)同時テロ事件で宣言された非常事態が続くフランスで6日、地方選挙が行われ、極右政党の国民戦線(FN)が記録的な得票率を達成した。
同党の全国での得票率は27.2〜30.8%と推定され、全13地域圏のうち少なくとも6地域圏で首位となる見込みだ。》
日本では、国会も開かずに突っ走る安倍内閣の支持率がじわじわ上がってきて、調査によっては50%をこす。なぜ?
いろんな解釈が可能だが、いま時代が大きな転換点に立っているのは疑いなく、世の中に不安が広がるなかで、世界的に既得権を守ろうという風潮が見られるということではないか。
それが、今回のテロなど大事件では一気に噴き出す。
福島県からは、農作物とともに海産物も復活の傾向にあるとのニュースが。
「いわき海洋調べ隊・うみラボ」という、いわき市の市民グループが、毎月第一原発沖の魚を調べる活動を続けているが、「福島の海は全体として回復傾向にある」と喜ばしい報告をしている。
国が定める基準値100Bq/kg超の個体が見つかった割合は2015年に入り0.1%にまで減り、
「安全性の確認された魚種については試験操業も始まっていて、県内のスーパーや鮮魚店などを中心に、県産の魚介類が出回っています。試験操業の対象魚種は現在67種類と年々少しずつ拡大しています。まだまだ漁獲量が少ないので本来の姿ではありませんが、徐々にかつての姿を取り戻し始めていると言っていいでしょう。」(『福島第一原発沖 魚たちの今』(小松理虔)http://bylines.news.yahoo.co.jp/komatsuriken/20151202-00052060/)
いわゆる「あぶない派」の人から「東電の回し者」とか「政府を免罪するのか」と非難されたことがあるのだろう。「うみラボ」はデータの見方について、わざわざこう断っている。
《改めて申し上げるまでもないかもしれませんが、これらのデータをもってして「福島の魚はすべて安全だから食え」と言いたいわけではありません。食う食わないは個人の自由ですし、安全な魚が増えたからと言って政府や東電が免責されるわけでもありません。政府・東電への責任追及と、これからのエネルギー問題と、現在の福島の海の状況は分けて考えたいものです。》
そのとおりだ。