婚姻は男女間だけに限られない?

takase222013-06-28

きょうは金曜日。月末の資金繰り、海外への振り込み、その他いろいろあって月末を迎えた。
もう、1年の半分がすぎたのか・・・。ぼやぼやしてられないな。
今週は、東京都議選ではじまった。
23日、投票所に行ったらガランとしている。投票率の低さがすぐにわかった。結果は自公完勝、全員当選という恐ろしいものだった。
野党で健闘したのは共産で、得票数が増えたわけではないものの議席は大幅増だった。一緒に仏教を学んでいる仲間のMさんが「今回は共産党に入れた。だって他に入れる政党がないのだから」と言っていたが、こういう雰囲気が結果に反映しているのだろう。
参院選の自公圧勝が予想されるが、安部政権の新自由主義路線への対抗軸は共産党しかなさそうだ。
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26日、アメリカで同性婚最高裁が認めた。
同性婚の是非が争われた訴訟で、米連邦最高裁は26日、婚姻を男女の関係に限定した「結婚防衛法」を違憲とする判決を言い渡した。州が同性婚を認めているにもかかわらず、国が禁止をするのは憲法が保障する法の下の平等に反する、と判断した。連邦最高裁同性婚の問題について判断したのは初めて。
 米国では婚姻に関する法律が州ごとに異なる。同性婚は2004年にマサチューセッツ州が最初に認め、現在は12州と首都ワシントンで導入されている。一方、国レベルでは結婚防衛法があったため、州法に基づいて結婚した同性カップルでも、国の様々な法律では婚姻関係にあると認められず、配偶者としてビザの発給や税金の控除などを受けることができなかった。違憲判決により、異性間の婚姻と同じ扱いになる。オバマ米大統領は「最高裁の判断に拍手を送る」という声明を発表した。》(朝日新聞
アメリカでは大企業500社のうち62%がすでに、同性の同棲パートナーのための医療保険を提供しているという。大統領まで「拍手をおくる」というのだから、もうアメリカ社会の多数派が同性婚を認めているわけだ。
アメリカという国は、一方で大麻を合法化したり「何でもあり」というとてもリベラルなところがあるかと思うと、進化論を否定する人がたくさんいたり「イスラム教徒はぶっ殺せ」とまたたくまに戦争を始めたりという、これでも「先進国」なんですか?と首を傾げたくなる面を持つ。不思議な国である。
同性婚のニュースに接して、この問題をどう考えたらいいのか自問した。
同性愛者の市民としての権利を保証すること、職場その他での差別をなくすこと、また、同棲している人への相続や扶養関係を何らかの形で認めるという社会政策上の配慮はあるべきだと思う。
しかし、同性愛を「婚姻」として認めることには、自分にはかなり拒否感がある。人類が営々として形作ってきた「家族」「ファミリー」の根幹にかかわることだからだ。
きょう、知り合いが出産して母子の幸せそうな写真をメールでいただいたが、家族は子を産んで育てていくということが基本形であり、その家族を作るのが婚姻だと思う。
グレートジャーニー展で、人類のもっとも重要な特徴として、二本足歩行と家族を形成したことが挙げられていたことが印象的だった。家族によって代を継ぎ、命をつないできたのである。
ただ、繰り返すが、同性愛者への偏見・差別をなくすべきであることはいうまでもない。
さて、中国からは血なまぐさいニュースが飛び込んできた。
(つづく)