出張もあって、仕事がたまり、夜が遅い。
今夜も家に帰ったのが11時半で、そこから晩御飯となると、自分も仕事でくたくたのかみさんに嫌な顔をされてしまう。
1週間、国際ニュースに接していなかったので、今ごろ、ああ北朝鮮が三度目の核実験をやったんだな、ロシアに隕石が落ちたのか、と新聞を読んで知った。
出張先の紛争地はネットも通じるし、アルジャジーラもかかるのだが、ほとんど見なかったから1週間のニュースの空白があったのだ。
昔、ラオスの山の中に2ヶ月以上いたことがあって、当時は短波ラジオ以外は外のニュースを知る手段がなく、その間、まったく世界の事情から隔絶された。おかげで、山から首都のビエンチャン戻ってはじめて祖母の死を知らされるというはめになったのだが・・・
ニュースに限ると、それなしでも何の不便も感じなかった。それよりむしろ、アジアの田舎の人たちの暮らしぶりから、人間にとって大事なことは何なのだろうなどと考えることがとても面白かった。それで、いまでも、時事ネタの場合を除けば、外国出張ではニュースは見ないようにしている。
北朝鮮の核実験について、新聞はさすがに今回は「現実的な脅威になってきた」という論調だが、北朝鮮は核実験を「駆け引き」に使っているという解説をする専門家がいまだにいる。その駆け引きによっては、今後も核実験、ミサイル実験をやるだろうというのだが、北朝鮮は小型化した原爆をミサイル弾頭にのっけるために、機会さえあれば実験を重ねていこうと思っているはず。駆け引きがあろうがなかろうが、核兵器開発にまっしぐらなのだ。
この「ならずもの国家」にどう対応したらいいか、明日考えてみたい。
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きのうの朝日歌壇。
松田姉妹は、ともに複数の選者から選ばれた。
妹は結婚しない派したい派の私と並んで粉雪見てる
松田梨子
ホテルには私のベッドもあったけどねえちゃんと眠る東京の夜
松田わこ
1月10日のブログに紹介した「幸せをみんなに配ってあげたいが難しいからみかんを配る」で笑わせてくれた上田結香さん、今回も面白い歌を詠んでいる。
ためていたパン屋のシールがまだ途中そんなことまでさみしい引っ越し
上田結香
さすが歌人。日常のちょっとした気持ちの動きをうまく詠んでいる。
今はどこに行ってもポイントカードを配る。それにスタンプが押されるとけっこう気になってくる。多少遠くても、ポイントの店に行くようになる。ポイントがたまって商品をタダでもらえたりするとすごく得をした気になる。
だんだん窮屈になってきて、今は、シールとかポイントカードとかはなるべくもらわないようになった。
せいせいして気持ちがいい