ドクターヘリ、なでしこ、汚染牛

takase222011-07-20

17日の「情熱大陸」で、日本一忙しいフライトドクター、小林誠人さん(兵庫県、公立豊岡病院・但馬救命救急センター長)を放送したが、その準備でしばらくブログが書けなかった。番組はとても好評でうれしい。
小林さんの取材は大変だった。
センターへの出動要請から4分でヘリは飛び立つ。ヘリへのカメラの同乗は許されない。もちろん車では追いつけない。
ということで、いくつかの地域に取材班を散らせ、センターにいるスタッフからの連絡で、近くの着陸ポイントに車で駆けつけることにした。
6人がカメラを持ち、ヘリの中に2台の固定カメラを入れて、計8台のカメラで記録するという異例の態勢をとった。
1日平均3.3回出動といわれるが、取材中、1日でヘリ出動8回という記録を立てた。さらに、編集中の12日には10回飛んだという。とんでもない忙しさである。
国際的に高い水準にあるという日本の医療だが、救急医療は遅れている。そこを何とかしなくてはと、ここ10年ほどで、ドクターヘリが急速に普及してきた。いま日本に26機活動しているという。
取材中、センターには韓国から朴医師が研修に来ていた。今年から韓国に導入されるドクターヘリの第一号の救命医になるという。ドクターヘリは、救命救急には、非常に有効はので、アジア諸国にも普及していくだろう。
なでしこジャパンはすごい。
澤の対米国戦の2点目ゴールを、「居合抜き」と表現した記事があったが、まさに一閃の技だった。
ツイッターでは、おれもがんばらなくちゃ、私も勝負をかけよう、などの感想が多く、たくさんの人を励ます勝利だったことがよくわかった。他のサッカー先進国と比べて、選手たちが、経済的にも施設の面でも厳しい環境で苦労していると知り、ますます感心してしまう。
一方で、それどころじゃないよという声も聞こえてくる。
汚染牛の販売、各地でのホットスポット発見などのニュースで、毎日、落ち着かない。
そこで、放射能健康被害をどう考えていいのか、どう報じるべきなのかについて書いてみたい。