きょう午後3時から外国特派員協会(外国人記者クラブ)で「意見広告7人の会」の記者会見を開いた。7人のうちから有田さんと私、それに実務を支えてもらっている浅見さん(経理)、浅原さん(ウェブサイト)、田辺さん(デザイン)が出た。
まず、ニューヨークタイムズの紙面一面を購入するための650万円を達成したことを報告、紙面デザイン案をお披露目した。
先月25日の会見で運動開始を宣言し、きのうまでで募金は1000万円に達した。この集まり具合はすごい。
ウェブサイトの「掲示板」には感動させられる。
《失業中なのでまずは定額給付金の半分だけ・・こういう形で使うことができてよかったです。7人の会の皆様、スタッフの皆様、ありがとうございます。》
生活が大変そうなのに快く募金してくれている。
若い人からの募金も多かった。
《我々と同じような年齢の方々が拉致されたのですから、私たち若い世代が中心となって、この問題解決に向けて動き出さねばなりません。そういう意味で意見広告7人の方々、運営ボランティアの方々には、「きっかけ」を設けていただき、本当に感謝しています。ありがとうございました。》
みなさん、お金を振り込んでくれた上に、私たちに感謝しているのである。こうした声にもっと応えるにはどうしたらいいか。
私たちは、募金運動を終わらせるのではなく、拉致問題のために何かやりたいと思う多くのみなさんに対して、次の具体的なプロジェクトを提案すべきだと考えた。
近々発表するが、次は韓国をターゲットにしたプロジェクトを計画中である。
この運動はまったくの勝手連で始まっているのだが、今月8日、拉致被害者家族会は、私たちの意見広告プロジェクトに参加することを決定していた。会見の場には増元照明さん(事務局長)が姿を見せ、非常に多額の寄付金を贈呈してくださった。家族会からも大きな期待を寄せられているわけで責任を感じる。
4月末から米国ワシントンDCで行なわれる「北朝鮮自由週間」に合わせて、家族会は訪米を予定している。意見広告は、それを側面から支援する形で掲載されるようにしたいと思っている。