死亡が伝えられたナワリヌイ氏の妻、ユリアさんがナワリヌイ氏のyoutubeでプーチン体制に対して闘い続けようと訴えた。
プーチンは夫を殺すことで、私たちの希望と自由と未来を抹殺することをねらったのだ・・
闘い続けよう、諦めないで。私は恐れない。あなた方も何ものをも恐れないようでほしい
8分半の映像はユリアさんの語りに、過去のナワリヌイ氏の言動や家族写真なども挟み込んまれている。感動した。
また暗殺か?
《去年、ヘリコプターを操縦してウクライナに亡命したロシア軍兵士の遺体がスペインで発見されました。
ロイター通信によりますと、去年8月、軍用ヘリを操縦してロシア西部クルスク州からウクライナに亡命した操縦士、マクシム・クズミノフさんの遺体が、今月13日にスペイン南部の地下駐車場で発見されました。
スペイン当局は、遺体は銃弾で蜂の巣状になっていたとしていて、死亡した経緯を調べています。
タス通信によりますと、これについてSVR=ロシア対外情報庁のナルイシキン長官は、「この裏切り者の犯罪者は汚く恐ろしい犯罪を計画した瞬間から道徳的にはすでに死んでいた」と話したということです。》TBSニュース
外国まで追いかけて主権侵害しても暗殺することを繰り返してきたプーチン政権。まさにスターリン時代だな。
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「マスゴミ」などと侮蔑されることもあるマスメディアだが、その影響力で原発の「安全基準」という表現を「規制基準」に変えた例がある。
私の大学時代からの友人で『東京新聞』の記者だった鈴木賀津彦さんがJCJ(日本ジャーナリスト会議)会員向けに送ったメールを紹介したい。
《もう10年前になりますが、鈴木は、原発の「安全基準」という言い方の変更に関わりました。その時のことを振り返って、「実質的負担はゼロ」などと気軽に政府が詭弁を使い横行する今、問題を曖昧にする言葉のトリックを許さず、不正確なものは訂正していくことが求まられていると思います。
原発事故後、規制委が「安全基準の見直し」をしていたことに対し、東京新聞の読者から
「安全基準という言い方は、それを守れば安全だということになり問題だ」という疑問が寄せられ、東京新聞の取材班は「規制基準」という言葉に改めました。
この東京新聞の変更が、規制委の田中委員長らも動かし、規制委員会が「規制基準」と言い換えることにしたのです。田中委員長の時の規制委員会は当時、このようにまともな感覚だったのです。
また、当時は「汚染水」という言葉は誤解を生むので、「ヒバク水」にしてはどうかという意見もありました。それが今や、汚染水も使わなくなり、「処理水」という表現がまかり通っています。》
『東京新聞』よくやったな。読者の疑問を大事にしてここまでやったという実践は、これから新聞が活性化していく方法をも示唆していると思う。
ジャーナリスト青木理さんが、18日放送の「サンデーモーニング」で「今回の自民党の調査報告書でキックバックされた、僕らが『裏金』と言っているのを何て書いているかご存じですか。『還付金』なんですよ!」と語っていた。激怒すべき話なのだが、あまりのばかばかしさに笑ってしまった。
自民党は15日、安倍派や二階派の議員ら計91人に聞き取り調査した報告書を発表。派閥のパーティー券販売でノルマ超過分が派閥からキックバックされたものを「還付方式」、ノルマ分超過分を中抜きしたものを「留保方式」と表現しているという。
正確に表現する言葉は大事だ。とりわけ今の自公政権のごまかし体質をしっかり追求するために。