野川に沿った緑道。ゆっくり自転車であるくには楽しい。
雨がぱらつくなかでも、花に誘われてか、川べりを散歩する人たちが多かった。
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お知らせです。
【高世仁のニュース・パンフォーカス】No.15 「日本に『次の産業』はあるのか?」を公開しました。
日本の産業の衰退が進むなか、これまで半世紀にわたって日本経済の稼ぎ頭だった自動車産業が、世界のEV化の流れに立ち遅れ、苦戦する可能性が出てきた。
造船、鉄鋼などから半導体、家電とかつての花形産業が次々に競争力を失うなか、「最後の牙城」、自動車が沈没したら、日本にとって「次の産業」はあるのか?
もう一つ、お知らせ。
おもしろい本を読んだので、書評をお付き合いのある「北朝鮮難民救援基金」のホームページに投稿しました。
【書評】ジャーナリストによるヘイトへの戦闘宣言
角南圭祐『ヘイトスピーチと対抗報道』を読んで
ヘイトスピーチには両論併記、公正中立の「お行儀のよい」報道ではなく、はっきりと闘わなくてはならないと明言するジャーナリストの本です。
朝鮮学校への支援については、私は反対なので著者と意見を異にしますが、正義感あふれる角南さんの「ともにヘイトと闘おう」との呼びかけに、私も賛同します。
読者の立場も問われる刺激的な本です。角南さんはフリーとして韓国で取材してきた経験があり、在日コリアン、慰安婦問題にもくわしい。ヘイトスピーチの歴史的背景がしっかり書き込まれており、入門書としてもお勧めできます。
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国会で、また記者会見で、どんな質問をされても、「国民の命と健康を守っていく」、「安心・安全な東京五輪は可能」と、言い古された表現でいうと、「壊れたテープレコーダーのように」くりかえす菅首相。
この人とは、まともなコミュニケーションが成り立たない。この人の表情のない、全く無内容な答弁をみていると、ちょっと怖くなる。
《東京オリンピック・パラリンピック期間中の新型コロナウイルス対応を巡り、菅義偉首相が国会でちぐはぐな答弁を続けて話題になっている。ツイッターでは「壊れた」「怖い」という投稿が飛び交い、「#国会騒然」とハッシュタグ付きのワードがトレンドに入った。》(毎日新聞)
こうなるとさすがに政権支持率に反映する。メディア各社の世論調査で軒並み下落。
朝日新聞社:支持率は33%(前回40%)で内閣発足以来最低タイ/不支持率は47%(同39%)。
政府の新型コロナウイルスへの対応を「評価する」は23%(同29%)/「評価しない」は67%(同61%)。
NHK:「支持する」35%(前回44%)で内閣発足以降最低/「支持しない」43%(前回38%)で不支持が支持を上回った。
読売新聞:支持率は43%(前回47%)/不支持率は46%(前回40%)。
新型コロナウイルスを巡る政府の対応を「評価する」23%(前回35%)でこれまでで最低/「評価しない」は68%(同59%)で最も高かった。
共同通信:「支持する」41.1%/「支持しない」47.3%(前回36.1%)で政権発足以降最多。
政府の新型コロナウイルス対応を「評価する」は25.2%/「評価しない」は71.5%
時事通信:支持率は32.%(前回36.6%)/不支持率は44.6%(前回37.7%)。支持率は政権発足後最低で、不支持率は最も高かった
東京オリンピック・パラリンピックについては―
朝日新聞:43%が「中止」、40%が「再延期」、「今夏」開催は14%。
8割超が今夏開催に反対している。
共同通信:「中止すべきだ」59.7%、「観客数を制限して開催すべきだ」が12.6%、「無観客で開催するべきだ」は25.2%。
朝日のように「再延期」の選択肢を加えたら、条件付き開催はもっと減っただろう。
安心・安全はもちろん大切だが、五輪は世界の人たちと交流する場なのではないか。無観客で競技を行い、選手の移動のさいの動線も他国の選手に交わらないようにし、食事もばらばらで会話をしないように・・・。これじゃ、そもそも五輪やる意味ないだろ?
与党議員からは海外から選手が来なくなって「国民体育大会みたいになっても仕方ない」などの声が出ているというが、冗談はよしてほしい。
「人々の命と暮らしを守るために、東京五輪の開催中止を求めます」のネット署名をよろしく!