ガードレールの花。きょうはヒルガオ。
ヒルガオは日本の在来種だそうで、奈良時代、遣唐使が唐より持ち帰ったアサガオに対して、昼も咲いているのでヒルガオと呼ばれるようになったという。
アサガオが園芸種として扱われるのに、ヒルガオは雑草扱い。いたるところに勝手に咲いている。
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いつのまにか立夏も過ぎて小満(しょうまん)だ。あらゆる命が満ちていく時期。
二十四節気、七十二候は、農作業とむすびついた節目なので、麦の収穫や蚕の世話などが登場する。もう麦秋である。
初候「蚕起食桑」(かいこおきて、くわをはむ)が20日から、
26日からが、次候「紅花栄(べにはな、さく)、
31日からが、末候「麦秋至」(むぎのとき、いたる)。
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中国が全人代で、香港の「一国二制度」を骨抜きにする法案を可決する。香港「基本法」の例外規定を使って新たに国家安全法を導入し、自由な言動を圧殺しようというものだ。
《【香港時事】中国で開幕した全国人民代表大会(全人代、国会)で、香港版「国家安全法」導入に関する審議が始まった。「一国二制度」下の香港では原則として中国本土で制定された法律がそのまま適用されることはない。しかし、香港の憲法に当たる「基本法」には例外規定が設けられており、習近平政権は今回、その規定を用いて強行導入を図る構えだ。一国二制度を骨抜きにする動きに対し、香港民主派のみならず国際社会の反発は必至だ。
香港基本法18条には「付属文書3に記された全国的法律」は例外として香港でも実施されるとしている。香港立法会(議会)での審議などは必要なく、中央政府による頭越しの法施行が可能だ。現在、付属文書3には中国の国籍法や外交特権などが含まれているが、全人代常務委員会はここに国家安全法を組み込む方針だ。
中国では国家安全法が2015年に成立しているが、今回導入が目指されるのは、香港向けにアレンジした「オーダーメード」(香港紙)の国家安全法。草案には、同法の実施状況を監督するため中央政府の直轄機関を香港に設置する方針などが盛り込まれている。
もともと基本法では、国家に対する反逆行為を禁じる法整備を求めているが、03年に香港政府が関連する法制定を目指した際には大規模なデモが発生し頓挫した。香港の識者の間では「中央は既に香港政府を信用していない」との見方が強く、昨年多発したような反政府デモを完全に封じる狙いもあり、直接的な影響力行使に踏み切った。》
欧米などからさっそく反対の動きがあるほか、株価も急落している。
《22日の香港株式相場は急落。MSCI香港指数が2008年の世界金融危機以降で最悪の下落に向かっている。》https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2020-05-22/QAPLV3DWX2PX01
周庭さん、ツイッターで「一国二制度の完全な崩壊」だが「諦めず戦っていく」と決意表明。
香港民主派からは、「これで終わりだ」との声も上がっているというが、香港への支援がいっそう重要になっている。