持続可能な国づくりを考える会 活動再開


東京文京区にある湯島天神(湯島天満宮)は梅の名所だ。
通勤の行き帰りに使うお茶の水駅から歩いて15分、いい天気だったので、ちょっとのぞいてみた。
年配の人でいっぱい。梅は満開。いまちょうど梅祭りというのをやっている。
菅原道真公を祀る学問の神様だから、受験生の絵馬でいっぱいだ。


ここがなぜ梅の名所なのか。ひょっとして、あの歌が関係しているのかな。調べるとどうもそうらしい。
東風(こち)吹かば にほひをこせよ 梅花(うめのはな) 主なしとて 春を忘るな
(「春なわすれそ」もある)
道真は梅が好きだったようで、九州の大宰府に左遷されたときに、梅の木にむけて、主人(道真)がいなくなっても春になったら都で花を咲かせなさいよ、と詠んだという。
それで天満宮に梅なのか。
そういえば、毎年初詣に行く谷保天満宮にも梅園がある。あそこも満開だろう。
・・・・・・・・
私もメンバーになっている「持続可能な国づくりを考える会」が活動を再開する。
きょうはそのお知らせとお誘いをしたい。

 
いまの政治を嘆いているだけではだめだ、変革する主体をつくらなければ、という思いで、この会は2009年に発足した。
単なる数合わせで政党を作っても、力にならない。
まずはめざす社会のイメージをはっきりさせ、政策の芯を形成するため、勉強会を重ねた。
その結果、「協力社会で八つの安心!」「ウェルフェア国家からワークフェア国家へ!」(ワークフェア国家=高度な産業を生み出すような福祉国家)という目標を共有できた。
スウェーデンを範に「緑と福祉の国・日本」を構想してパンフレットなどにもまとめた。

会の協力者には、大井玄(おおい・げん)元国立環境研究所所長、神野直彦(じんの・なおひこ)元東大大学院教授、笠松和市(かさまつ・かずいち)徳島県上勝町長、藤井威(ふじい・たけし)元駐スウェーデン特命全権大使、小澤徳太郎(おざわ・とくたろう)元スウェーデン大使館環境保護オブザーバーなど錚々たる顔ぶれがそろっていたのだが、ここ3年ほどは開店休業状態だった。
しかし、ここ2〜3年の政治の劣化に危機感を募らせ、活動を再開することになった。
目標は大きく、松下村塾のように、ここから政治勢力の核が生み出されることを展望している。   
                
##############
 持続可能な国づくりを考える会 学習会
 「持続可能性の条件を再確認・共有するために――バタフライ効果を期待しながら」
 今日本社会は、混乱‐混迷‐崩壊に到る道と持続可能な道のどちらに向かうのか、大きな岐路に立っているように見えます。

 しかも、現状で主流の進んでいる道は経済最優先であって、私たちの望む経済・財政と福祉と環境が好循環する社会システムへの道とはまったく異なる方向に向かっています。

 主流派は、加えて持続性の基礎である平和をも危うくするような政策を強行しようとしており、しかもそれを批判する勢力に対しては言論統制をもくろんでいると思われます。

 「狭い門からはいれ。滅びにいたる道は大きく、その道は広い。そして、そこからはいって行く者が多い。命にいたる道は狭く、その道は細い。そして、それをみいだす者が少ない」(新約聖書・マタイ福音書)という言葉があります。

 当会は諸事情で休止状態にありましたが、そうした危機的な事態の中にあって、たとえ今は少人数で微力でも発言・活動を再開するべきではないか、と考えました。

 かつて気象学者E・ローレンツがカオスの科学をベースに「ブラジルの1匹の蝶の羽ばたきはテキサスで竜巻を引き起こすか?」という講演を行ない(1972年)、「バタフライ効果」という言葉が生まれました。それが自然科学の理論としてどこまで妥当かはともかく、ごく小さなことがやがて大きな社会現象を生み出すことがあるのは間違いなさそうです。

 直近の例を挙げれば、スペインで一昨年2014年1月にわずか30人ほどでスタートしたばかりの若者政党ポデモスが、昨年12月の総選挙で定数350議席のうち69議席(約20パーセント)を獲得し、第3党にまでなっています(彼らのマニフェストは私たちの「理念とヴィジョン」と完全一致ではありませんが、かなり重なっています)。

 私たちもそうした社会的なバタフライ効果・「今は微力であっても協力すれば強力な勢力になれる」ことを期待しながら、学習会を再開したいと思います。

 まず第1回目は、主にこれまで関わってくださった方々と、エコロジカルに持続可能な国そして世界秩序がこれからの選択肢であると考えるのはなぜか、私たちの認識を再確認し共有することから始めますが、もちろん新たに参加してくださる方も大歓迎です。

 期日が迫っており会場も小さいので、参加ご希望の方は、氏名、住所、職業、連絡用電話番号、メールアドレスを明記の上、下記の担当窓口へ至急お申し込みください。

 日時 2016年3月18日(金) 19:00〜21:00
 場所 戸塚地域センター 5階 会議室2 (JR高田馬場駅徒歩3分)

 発題 「持続可能性の条件を再確認・共有するために」 
               運営委員長 岡野守也 
                    
 参加費無料

 申込先 「持続可能な国づくりを考える会」事務局申込担当:増田満
 FAX. 042-792-3259 E-mail : mit.masuda@nifty.com

################
http://blog.goo.ne.jp/smgrh1992/c/5e4ecd3eb100c3b5d5e907e0d768f498

いまの日本に世直しが必要だと考える方はぜひご参加ください。