秘密保護法 違憲確認・差し止め訴訟

takase222015-06-03

知ってる人がテレビに出るから早く帰宅するように、とかみさんから連絡がきた。
夜8時からの「世界の日本人妻は見た」MBS)で、クロアチア在住の佐藤亜希子さんが登場するという。

佐藤さんのご両親とはバンコク駐在のときに同じアパートに住んだご縁で、向こうで産まれたうちの長女を孫のように可愛がっていただいた。帰国した後も、茅ヶ崎市の佐藤家とは親戚付き合いのような間柄が続いている。
亜希子さんは、美術専門学校を出てアーティストを目指してアメリカに渡った。ときどき両親に会いにくるとき一緒にご飯を食べたりと接点があり、まだハイハイをはじめたばかりの長女を描いて、その絵をプレゼントしてくれた。とても可愛い表情をとらえているその絵は今も飾ってある。
12〜3年前、アメリカで知り合ったクロアチア人と結婚したと聞かされた。その相手というのが、大ヒット映画『ナイトミュージアム』の原作者だと知って驚いた。
「じゃ、お金持ちでしょ」と佐藤さんの両親に聞くと、「なんでも、売れなかった時代に安く権利を売り渡して、ぜんぜん儲からなかったそうだ」との答え。原作となったのは、夫のミランさんが93年に出した子供向け絵本だ。
写真は、亜希子さんにもらったその邦訳。

番組は「麗しのクロアチア!夫婦そろって破天荒アーチスト」と題して、首都ザグレブでの楽しそうな亜希子さんの暮らしぶりを見せてくれた。夫のミランさんは風刺漫画家、亜希子さんはアーティストとして活動し、12歳の娘(日本語がうまい)は映画の主演も経験した役者だという。
ミランさんが張り切って家族のために料理を作る様子が微笑ましかった。元気でやっていてよかった。
http://mdpr.jp/news/detail/1491285
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きょうは、午後2時から「秘密保護法、違憲確認・差し止め請求訴訟」の第6回口頭弁論を傍聴しに東京地裁に向かった。
裁判所前でジャーナリストの常岡浩介さんを見つけて一緒に103号法廷へ。
約100人入る法廷が傍聴人で埋まった。
きょうは裁判の山場で、フリーランスジャーナリストの林克明さんと寺澤有さんの尋問がある

林克明さん。

パリに本部がある「国境なき記者団」は、毎年、「世界報道自由ランキング」を発表するが、日本の凋落が激しい。
2010年 11位
2013年 53位
2015年 61位

日本の順位が下がった理由を林さんが問い合わせたところ、秘密保護法が施行されたことが大きな理由だったという。
国際的にも非常に大きな問題だとされている。

イスラム国」邦人人質事件については「特定秘密」が含まれているので公表できないことがあると安部首相、岸田外相、菅官房長官らが発言したが、これを追及するのを許さないというジャーナリストへの脅迫と感じた。
あの経緯が全く明らかにされていないので取材しようと、外務省、内閣府に、人質事件の経過に関する文書一式と安倍首相が中東への「人道援助」に言及したが、それに関する文書一式を開示請求した。
すると、外務省は検討期限の延長を通知してきたあと、何も開示しておらず、内閣官房は、「文書不存在」と答えてきた。
以前なら、通常は不開示の部分は黒塗りで、文書自体は開示されてきた。しかし、今回は文書が不存在ということで、何も開示されない。「不存在」ということはありえず、情報を一切出さないということだと分かった。

先日政府が出した「邦人殺害テロ事件の対応に関する検証委員会」の報告書は、詳しい事情が書かれておらず、報告書の名に値しない。
そして、林さんは、湯川さんを救出しようとした常岡氏、中田氏の出国を妨害したことについても全く触れられていない、として傍聴席を指し「本日、あそこに傍聴に来ている常岡さんを証人として採用してほしい」と裁判官らに訴えた。

ここは、メディアがあまり注目していないが、人質事件の検証にあたって重要なポイントである。
私は、「<政治責任を含め再検証が必要>イスラム国・邦人人質殺害事件の報告書を政府が発表」という文章を書いているので、関心のある方はお読みください。
http://s.news.mynavi.jp/news/2015/06/01/089/

裁判についてはまた書こう。