中国政府に圧力を―日本政府への公開書簡

聖火リレーが大荒れだ。
ロンドン、パリに続き、サンフランシスコでも市民の抗議行動が起きている。中国の特殊部隊10人が護衛しながら走るという醜態をさらしながら、聖火は行く。
もっとも各国の政府レベルでは、逆に、中国への過剰な気遣いも見られた。
《聖火の警備にあたる仏警察がにじませた中国への配慮は際立つ。中国のテレビクルーの前で、警官たちは沿道の観衆の手からチベットの小旗をむしり取り、次々に回収。原発エアバスなど巨額の商談を中国との間で抱える仏政府の立場が、警察の行動に表れていた》(4月9日読売朝刊)
ただ旗を振っただけで没収されるのか??あのフランスで、表現の自由をこれほど露骨に弾圧するとは・・・。サルコジが勇ましいことを言っても、中国に160機のエアバスを売り込んでいるからなあ。お金の前に道理も引っ込むの図である。
聖火への行動は、世界の世論を喚起し、《中国政府はダライ・ラマと交渉せよ》の声が高まっている。日本の新聞社説もこの主張で並んできた。
ダライ・ラマ14世は6日、非暴力を貫くよう訴え、あらためて北京オリンピック開催を支持する声明を発表している。チベット仏教にも六波羅蜜の教えがあるが、まさに忍辱(にんにく)である。ダライ・ラマが懸命に自制を訴えているから、中国国内でもさらなる暴動が抑えられているのである。彼が生きている間に、交渉による解決に持ち込むのが中国にとってもベストなはずなのに。
方法はいろいろあるにしても、日本人も中国にはきちんと声を上げなくてはならない。以下の日本政府への公開書簡は、法王の考えをくんだ、穏健で妥当な内容だと思う。クリックするだけなので、賛同していただける方はぜひ署名していただきたい。さらに、ブログやホームページでリンクをはっていただくか、メールでお友だちに紹介してください。http://www.tibetsupport.net/?page_id=10