秋深し。柿の葉が真っ赤だ。
昨夜は東京で皆既月食がはっきり見えた。自然の不思議。昔の人は驚いただろうな。
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一つおことわりです。長期の取材があり、しばらくブログをお休みします。取材についてはまた報告しますので、お楽しみに。
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「宗教法人としてのこの団体の存続をふくめて質問権を行使して調査すると言うところまで踏み込んだのは一歩前進だ。
ただ議論の方向が、高額な献金や霊感商法や家庭崩壊など、この団体の反社会性に傾斜していってるが、本当は、この問題の本質として質すべきことは、この団体の反日性だ。日本が朝鮮半島支配の贖罪のために献金しても当然だとして、日本の弱者の金が海を渡っているが、いったいどのくらいの金が渡ったのか。
それから戦後の日本の保守政治にこの団体がどのようにからみついていたのか。その関係性が国益に反していないのか。
1984年11月に元首相の岸信介さんが当時の米大統領のレーガンに、脱税で監獄に入っていた文鮮明の釈放嘆願の手紙を出した。当時は中曽根政権で、外相は安倍晋太郎さん。82年11月から3年8ヵ月、中曽根政権の外務大臣は安倍晋太郎さんだった。安倍晋三さん自身も外相秘書官としてくっついていた。大統領に対して元の首相が手紙出すのに、例えば外交ルートなんかを使ってやってたんじゃないのか。個人的な書簡という意味なのか、このあたりは戦後の保守政治とこの団体との関係をしっかり踏まえて、次にどうするという議論のために、絶対必要な調査だ。こういう調査をすることが日本人にとってこの問題を整理していくことになる。」(10月30日のサンデーモーニング)
賛成。この本質的な問題を野党もメディアも徹底的に追及すべし。
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北朝鮮が再び核実験をやると予測されている。
この核実験におおぜいの政治犯が動員され、命を落としているのではないかとの恐ろしい疑惑が浮かびあがってきた。
以下は、5日のNo Fence(北朝鮮の強制収容所をなくすアクションの会)の緊急セミナーで姜哲煥(カンチョルファン)氏が講演した内容だ。
発端は、悪名高い政治犯収容所のいくつかが解体・閉鎖されているとの情報だった。
耀徳(ヨドク)(15号)収容所は2014年に解体が始まったとの情報があった。ヨドク収容所は、そこから出てきた姜哲煥氏が韓国に脱出して『北朝鮮大脱出』という本を書いて知られるようになった。ちなみに北朝鮮に関する本でお勧めはと聞かれると、私はこの本を挙げる。北朝鮮の裏事情のすさまじさに驚くはずだ。
また、会寧(フェリョン)(22号)収容所は2012年から解体が始まったとみられた。ここは警備兵だった安明哲(アンミョンチョル)氏が韓国に亡命、『北朝鮮絶望収容所』を出して有名になった収容所だ。
その後、張成沢(チャンソンテク)の粛清で数千人といわれる近親者、親戚、部下とその家族を収容するために解体作業が中断したとみられたが、近年、作業が進捗してどちらも終了したもようだという。
これだけだと、あたかも良いことが起きているかのようだが、残念なことに収容された人々が解放されたのではなく、すでに殺されるか、他の政治犯収容所に移されたとみられる。
とくに注目されるのは、咸鏡北道の化成(ファソン)(16号)収容所だ。ここは近年、目覚ましく規模を拡大させている。問題なのは、このすぐ西の山中に豊渓里(プンゲリ)核実験場があって、この運営に被収容者が投入されているという情報があることだ。
この情報はすでに15年前から出ていた。
北朝鮮当局にとっては被収容者は体制の「敵」であり、殺しても構わない存在だ。彼らを動員して、核実験の準備作業から実験後の瓦礫の片づけまで、危険な放射性物質を扱わせ、死なせてもまったく惜しくない。また収容所の人員なら外に情報がもれなくて好都合である。実際には作業のあと口封じに殺した可能性もある
安全のための高価な特殊装備・設備に金を使わなくてよく、完璧に秘密が保持できるとなれば一石二鳥。
また、収容所の東側の海岸近くには舞水端里(ムスダンリ)のミサイル発射場があり、ここにも被収容者を動員したと見られている。
衛星写真でファソン収容所の大拡張は確認することができる。
「核ミサイル開発」と収容所などの「人権問題」は、別個のものとして扱われてきたが、実はこうしたおぞましい関係のなかで事態が進行している。逆にいえば、収容所の人員を動員できなければ、北朝鮮が核ミサイル開発を進めることはより困難になるのだ。北朝鮮が好都合と思っていることはアキレス腱でもある。