日本から金正日体制打倒の宣言を!

日本から初めて、金正日体制打倒の宣言を発する動きがはじまった。
いま、宣言の署名者を募っているので、ここに紹介しご協力をお願いしたい。

2・16宣言(案)
金正日体制を打倒し、北朝鮮に自由を!
 北朝鮮金日成金正日体制は過去65年間に渡り近隣諸国に脅威を与え、国民の人権を蹂躙し、あまつさえ外国人を拉致し続けるという、許し難い行為を行ってきた。
 体制維持のために多数の人々が政治犯収容所に送られ、迫害され、殺害されていった。連座制により家族も含め政治犯として扱うというやり口は、まさに中世以前の行為である。収容所はただちに解放されなければならないし、彼らの失われた時間は償われなければならない。一般社会にいる人々もそこに送られる恐怖から解放されねばならない。
 拉致はいうまでもなく本人の意思に反し、騙してあるいは強制的に北朝鮮へと送り込み、自らの目的のために使役するという、これまた許されざる行為である。開始以来半世紀以上が経過した北送(帰還)運動もまたそれに準ずるものである。被害者はただちにそれぞれの故郷に家族のもとに送り返されなければならないし、彼らの失われた時間は償われなければならない。
 北朝鮮の核開発は独自の核抑止力を持たない日本及び韓国にとって重大な脅威である。同時に生物化学兵器や過剰な軍事力においても北朝鮮は周辺国の大きな脅威になっている。北朝鮮は直ちに対南武力解放の根拠である基地路線を放棄し、「我が民族同士」のスローガンに象徴される統一戦線戦術の策動を中止して韓国との真の共存をはかるべきである。
 これらを達成し、北朝鮮にいる人々の人権保障、周辺国への脅威低下は現在の金正日政権を認めている限り実現しない。将来的に統一するか、二つの国家としての共存を目指すのかはそこに住む人々が自ら決めることであるが、私達は金日成金正日体制により国家主権及び人権侵害を受けている日本人及び在日韓国・朝鮮人として金日成金正日体制を打倒し、金正日及びその追従者を排除することこそ私達の責務であると考え、今後そのために各自の立場、能力を最大限に活用し取り組んでいくことを宣言する。
  平成22(2010)年2月16日 金正日の誕生日に

宣言文作成及び署名集約にあたっての責任者:荒木和博・砂川昌順・宋允復
http://araki.way-nifty.com/araki/2010/01/216-e9d7.html

賛同していただける方は、上記のサイトから、自分の名前と読み方を記して返信してください。
呼びかけている責任者の3人は;
特定失踪者問題調査会http://www.chosa-kai.jp/代表の荒木和博さん。
北朝鮮強制収容所をなくす運動「NO FENCE ノーフェンス」http://nofence.netlive.ne.jp/共同代表の砂川昌順さん。
いわゆる帰国事業で北朝鮮に渡った人々を救援する「北朝鮮帰国者の生命と人権を守る会http://hrnk.trycomp.net/事務局次長の宋允復さん。
拉致、強制収容所、帰国者迫害、難民などを扱うNGOの活動家が協同している点が画期的だと思う。
こうした動きこそ、核・ミサイルから拉致まで、「北朝鮮問題」の根本が「体制」の問題であることを明白にするものだ。