刑務所よりひどい入管収容施設

 ずいぶん涼しくなってきた。

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公園にて。シュウカイドウが咲いていた

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オオカッコウアザミ。涼しい季節に咲く

 東京の今日のコロナ新規感染者は154人。急激に減っているのは喜ばしい。
 今こそ、次の波にしっかり備える施策を行うべき時なのだが、閣僚をふくめ自民党議員が総裁選に注力しているのを見ると怒りがわいてくる。

 必要な入院をさせずにコロナ患者を放置する「自宅療養」などをけっして繰り返さないための真剣な取り組みが求められるはずなのに・・

  総選挙で痛い目にあわせないと。
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 きのうのドイツの連邦議会選挙は中道左派社会民主党が第1党となり、メルケル首相が所属するキリスト教民主・社会同盟は第2党になった。次期内閣は難産になるとの観測が出ている。

 振り返ると、メルケル首相の原則を踏まえたうえでの柔軟な外交には学ぶべきものがあったと思う。とくにロシアのプーチン大統領とは16年の在任中、首脳会談を繰り返しながらも厳しい批判、注文をし続けた。

 20日にはモスクワで、プーチンとの最後の首脳会談に臨んだ。会談後の記者会見でメルケルは、国際舞台では「対話に代わる合理的な選択肢はない」と強調したうえで、服役中のロシアの野党指導者ナワリヌイ氏の解放を求めた。また、「残念ながら境界線でウクライナの兵士が死亡している」とウクライナ東部戦線での和平に注文をつけた。

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言うべきことを面と向かってしっかり言う指導者が日本にいたか

 

 共同記者会見で、面と向かってプーチンを批判するなどということを日本の指導者はできるのか。安倍前首相はプーチンへのへつらう姿しか記憶にない。

takase.hatenablog.jp

 米国大統領には尻尾を振ってご機嫌うかがいに行くのに、隣国の韓国の大統領とは会談を避けて久しい。

 日本の政治家はメルケルを見習って反省するように。
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 私が所属している「牛久の会」(牛久入管収容所問題を考える会)から9月号の会報が届いた。そこにイラン人ヤドラさんからの手紙が載っていた。

 ヤドラさんは、ちょうど1年ほど前の去年9月1日、自分の糞尿で牛久入管の壁や床を汚したとして逮捕された。収容が4年以上になったところに入管の医療関係者に非人間的な扱いを受けたことをきっかけに、精神のバランスが崩れてしまったようだ。

 私は裁判を2回傍聴しに行って事件の背景を学ぶうち、多くの被収容者のもっとも強い不満が入管の医療態勢にあることを知った。

takase.hatenablog.jp

 その後、スリランカ女性のウィシュマさんの死亡事件が起きたが、やはり医療態勢が問題だった。この際、徹底した調査と改革が必要だ。

 ヤドラさんは「懲役10月」の判決を受けて服役しており、手紙には2022年1月17日に出所すると記している。
 この手紙を読んで胸が締め付けられるのは、刑務所の方が入管よりマシで、期限もルールもない入管に戻るのをとても不安に思っていることだ。
 
「(略)2022年1月12日に出所日です。しかし、自由になるんじゃなくて、入管の職員に引き渡されることが思うと、まるで屠所に引かれる羊のように、ですから、日々出所日に近付くに連れて不満や不安が増すのです。
(略)刑務所には期限あって、ルールあって立場の弱い者をとことんまで人を追い詰めて暴行や虐げられることも中々ないだと思いますので、安心感が、入管に勝っています。(略)」(原文のまま)

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ヤドラさんからの手紙

 刑務所よりひどい入管・・・おそろしい。
 最低限の人権すらない今の入管制度は根本から立て直さなければならない。

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 このブログ、これから少し頻度と分量を少なくします。

 本を出版しようと思い立ち、きょうから原稿を書き始めたので、そちらに多少時間とエネルギーが割かれそうです。

 読者からも「おまえのブログ、量が多くて読み切れないんだよ」との声をいただきました。

 これからは適正量で書いていきたいと思います。
 よろしくご了承ください。