パイプある軍部の暴虐どうするの

 馬酔木(あしび)

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 3日、青梅市吉川英治記念館に行ってきた。
 馬酔木の後ろに見える大きな家に、彼が1944年から9年間暮らしたという。まわりはのどかな農村で、吉川は子どもを育てるのによい環境だとここを選んだそうだ。
 近くに吉野の梅公園もあり、散歩にいいところである。
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 ミャンマーで最悪の流血の事態

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NHKニュース)

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デモ隊はヘルメットをつけ臨戦態勢。犠牲者の数からは、治安部隊がためらわずにバリバリ銃を撃っていることが推測される

 《ミャンマーでは、クーデターに抗議するデモを治安部隊が武力で抑え込む姿勢を強めており、国連の発表で3日は38人が死亡し、死者はこれまでに50人を超えています。抗議デモは4日も続いており、犠牲者がさらに増えるおそれが強まっています。》(NHKニュース)
 
パイプある軍部の暴虐どうするの(埼玉県 飯島悟)3日の「朝日川柳」だ。

 日本政府は、アウンサンスーチー氏側だけでなく国軍ともパイプを持っているというが、その「パイプ」というのをしっかり使ってほしいものだ。手遅れにならないうちに。
 日本政府は、核兵器廃絶問題で、核保有国と非保有国の仲介をすると言い続けて、結局何もしないが、「軍とのパイプ」を何もしない言い訳にしてはならない。
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 3日の『朝日新聞』の東京版夕刊一面トップに「地平線会議」が取り上げられている。

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 《登山家や冒険家を中心に「日本人の地球体験の共有と記録」を掲げて始まった「地平線会議」の会報誌が、新型コロナウイルスの感染拡大で海外渡航が難しいなか、発行500回を超えた。結成から40年以上続く会は、ユニークな体験や価値観を共有する場となってきた。会報誌は、コロナ禍の日本や世界各地の暮らしを記録し続けている。

 「日本人の探検、冒険、手作りの地球体験を知り、その行動の軌跡を記録にとどめよう」。1979年8月、読売新聞の記者だった江本嘉伸さん(80)の自宅に登山家や冒険家らが集い、ある会を作った。

 日本人の海外渡航が自由化されてから15年、年間の渡航者が初めて400万人を超えた年だった。「世界初」や「未踏峰」の冒険は減り、地図上の空白地帯が消え始めていた。「ふつうの人」が日本を飛び出して体験する経験を報告しあい、記録する――。そんな目的で始まったのが地平線会議だった。》

www.asahi.com

 私もこの会で何度か報告させてもらった。テーマはフィリピンの裏社会、ボルネオ島の熱帯林伐採、チェルノブイリ原発事故の取材など。

 一円にもならないことに夢中になっている、世間からは「ばか」と見られている人たちと接していると、なぜかとても勇気づけられる。連れ合いと知り合ったのもこの会で、なにかとお世話になっている。
 これからも元気に活動を続けてほしい。