ガードレールの花。
このムラサキの花はシラン(紫蘭)。外国から来た植物かと思いきや、もともと日本列島に自生していたランだそうだ。
これはきっと近所の人が植えたのだろう。
こちらはセイヨウキンシバイ(西洋金糸梅)。名にはセイヨウとあるが小アジア原産だという。黄色が鮮やかだ。
数日後、この一帯に通りかかったら、景色が変わってがらんとしていた。
行政による定期的な路上清掃なのだろう、「雑草」たちが一斉に刈り取られて、ガードレールが裸になっている。きれいになったことに文句をつけてはいけないのだろうが、殺風景でさびしい。
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「蘇」を作るのが流行っているらしい。
「蘇」とは乳汁を固形にした古代食だとされるが、ネット検索すると、レシピ(作り方)がたくさん出てくる。要は煮詰めるだけ。
学校給食がないため牛乳が大量に余り、もっと消費しましょうというトレンドだという。おもしろそうなので試してみた。昔、白土三平の漫画(たぶん『カムイ伝』)で蘇が登場して、実に美味そうに描かれてあったことを思い出した。(盗み舐めするシーンがあったような気がする)
ことこと弱火で煮詰めて1時間近く。まだクリーム状にならない。ネット検索して電子レンジで時間短縮する方法があることを知り、レンジとコンロを両方使ってようやくねっとりしてきた。あわせて、酢を入れてチーズも作り、冷蔵庫で冷やして食べてみた。
できた蘇は、自然な甘みがあって素朴な味わい。チーズは、こちらも「素朴」という表現がぴったりで、思ったよりうまい。
こういうちょっとした挑戦は楽しい。また作ってみよう。
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安倍内閣の支持率が軒並み20%台に転落しているが、原因の一つがコロナ対策のピンぼけ度と超スローさだ。
わが家の場合、アベノマスクが着いたのが、緊急事態宣言が解除された当日の5月25日。そして肝心の一人10万円の給付金の申請用紙が市役所から届いたのが27日だ。申請書はすぐに翌朝投函したが、さていつ振り込まれるか。
世間からの不満に押されて、中小企業のほかフリーランスを含む個人事業主へも「持続化給付金」が適用になった。
1日から申請受け付けを始めると7日時点で約50万件に上り、8日時点で約2万3000件に支給されたというが、先日の報道特集で報じられたようにトラブルがあいつぎ、抗議の声があがっている。
27日、梶山経産相は、持続化給付金に130万人が申請し、「全体の4割で書類の不備」があると認めた。審査段階でトラブっているのだ。
対応できていない原状に共産党の笠井議員がドイツの例を出し、事後審査に切り替えてスピードアップするよう要求した。
https://www.jcp.or.jp/akahata/aik20/2020-05-29/2020052905_05_1.html
首相が2週間で振り込むと約束したのをあてにし、入金されずに5月末に倒産した会社もあるはずだ。
実際、海外ではどうなっているのか。
オランダに3月に移住し、フリーで仕事をし始めたばかりでコロナ禍に見舞われた友人のHさんから、現地で支援金を受け取ったとのメールが届いた。
直に知っている人からの情報は、ニュースと違って生々しい。
《5月19日に申請をして、29日の振込。ちょうど10日間です。
私は、3月1日付けで、事業登録していますので、オランダで事業を始めて3ヶ月にも満たないのに、支援金が出たということです。》
さすが欧州は、来たばかりの外国人にも分け隔てなく支援している。
英語のアムステルダム市のサイトからオンライン申請したとのこと。
市のサイトは
左上のCoronavirus (COVID-19)をクリックして、次にHelp for businesses and freelancers、さらにIncome supportへと進んでいく。
とても分かりやすい。日本の役所のサイトは見づらく外国人には不親切だ。この辺は学ばないと。
《申込みで、自由記述の欄があるのですが、そこには、
私たちの仕事は、報酬は翌月か翌々月に入る。3月に働いた分が4月に入ったが、4月も5月も仕事がなくて、5月と6月は確実に収入はない。6月のことはわからないが。。。。というようなことを書きました。
そして、4月8日に作った事業用口座の取引記録と、家を借りているという「貸借契約書」のpdfを送りました。
あとは、webサイトの必要事項欄に、淡々と記述してゆくだけです。》
支援金の最高額が1500ユーロ(約18万円)だそうだが、
《振り込まれた額は1052.32ユーロ(約12万6千円)です。端数の意味はよくわかりません。
この支援金の収入は、年間の所得としてカウントされます。
つまりは所得税の課税対象になる、ということです。》
支援金は3ヵ月まで申請できる。
欧州の感染は東アジアとはけた違いのひどさだが、早くおさまってHさんの仕事が再開できるよう祈っている。