きょうは満月。
このところ、心配ごとが立て続けに起きているのだが、月を見ると癒される気がするのはなぜだろう。
やれるだけやって、結果は天に任せるしかない。そんな気持ちになってくる。
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香港がすごいことになっている。
中国共産党から徹底したデモ取締りを命じられたとみられる香港政府は、市民の抗議活動にいっそうの強硬姿勢でのぞんでいる。その結果、市民からのさらなる反発をまねいている。
週末だけでなく毎日、同時多発的に各地で抗議行動が起きて、交通機関もまともに動いていない。11日には丸腰の大学生が警官に至近距離から銃撃された。この動画があっという間に広がり、若者は「報復」を叫んで実力行使をエスカレートさせている。
周庭(アグネス・チョウ)さんのツイッターから。
学生が撃たれた動画 https://twitter.com/i/status/1193727379811647489
https://twitter.com/i/status/11941992930384568
日本にいると、警察の暴力を香港市民がさかんに批判するのが理解しにくいかもしれないので、これはぜひ動画を観ていただきたい。
witter.com/i/status/1194199293038456832
香港の市民の大多数は、暴力の応酬がエスカレートしたのは警察の責任だと考えている。10月の調査でも、警察による暴力についての独立調査を支持する人は88%にのぼった。警察への評価は地に落ちている。以前の香港警察は、統率のとれたジェントルマンだったという人もいるが、「中国化」したのか。
動画 https://twitter.com/i/status/1193735862325919747
セントラルで催涙弾(動画)https://twitter.com/i/status/1193798507938762752
5ヶ月続く抗議活動で、香港の経済が悪化しているのはたしかだ。交通機関のマヒで仕事に差し支える人もいるし、市民の間で利害対立が起き、傷つけあうことも多くなってきている。
それでも、「世なおし」のために、中高生を含む学生たちが授業ボイコットをし、多くの市民が経済の悪化さえも耐えようとしている。むしろ経済に打撃を与えることで政権に圧力をかけ事態を動かそうとしている。これはもう革命である。
いよいよ正念場を迎えた様相をみせる香港情勢から目が離せない。