薬用植物園で秋の七草を見る

 きょうは久しぶりに晴れたので自転車で出かける。去年クロスバイクに乗りはじめて、行動範囲が広がった。自宅周辺10キロ範囲内に気軽に行けるようになり、おもしろい場所がたくさんあることを発見している。きょう向かったのは小平市の東京薬用植物園。薬草、ハーブから麻薬原料のケシまでたくさんの草花が見られる。

 秋の七草の一つ、オミナエシ(女郎花)。「お好きな服は」で秋の七草を覚えると聞いたことがある。
お=女郎花(おみなえし)
す=薄(すすき)=尾花
き=桔梗(ききょう)
な=撫子(なでしこ)
ふ=藤袴(ふじばかま)
く=葛(くず)
は=萩(はぎ)
 これらはほとんどが薬用になるという。実際にこの植物園に植えられている。



 おにぎりの昼食を採ろうと立ち寄った東屋で、花の絵を描いている人がいた。ハガキ用紙に水彩で写生し、作品を家族や友人に配っているのだという。いま75歳。定年後、絵を始めたそうで、いい趣味である。こういう穏やかな老後を多くの人が送れるようになってほしい。



 これはウコン(秋ウコン)。ドリンク剤の原料として知ってはいるが、実物を初めて見た。こんな姿をしていたのか。大きな葉っぱに隠れるように白い花が咲いている。

 こちらは、ニチニチソウ。初夏から晩秋まで次々に花が咲くので日日草という名がついたそうだ。いろんな色の花を咲かせている。
 植物園を回ると、地球上にこんなにもたくさんの種がなぜ生じたのだろうと、不思議な気持ちになる。我々の命は、実に多くのものたちに支えられているのだなあ。感謝。