新年おめでとうございます!
初詣はいつもの谷保天満宮に行く。
夕方だったのにたくさんの人がお詣りの順番待ちで並んでいた。これは信仰というより、気持ちの持っていきどころを求めて、ということだろう。よいことに巡り合えますように、と。
天満宮なので梅林があり、陽当たりのよい枝では蕾がほころんでいた。春である。そこから富士山に陽が沈むのを見た。周りの人びとが、富士山の陽の入りをみれてよかったとうれしそうに言い合っていた。やはり、特別な山である。
私も、何か良い事ありそうな、という思いで帰路についた。
おだやかな新年を迎えられてよかった。水仙もきれいに咲いている。
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去年は、仕事以外で、いくつか新たな学びをすることができた。
一つは、「近代」とは「人類史上かつて存在しなかった異常な文明」であり、これをのりこえてゆく途を模索すべきだという渡辺京二の提起に同感し、学び始めたこと。
もう一つは、相模原障害者殺傷事件に衝撃を受けて、これまであまり詳しくなかった障害者問題を勉強したことだ。そして福島智さんの以下の指摘に大いに触発された
《障害者の「(知的)能力の低さ」をどう扱うかは、障害のない人間同士での能力の差をどう考えるかということと、根っこはつながっています》。
http://d.hatena.ne.jp/takase22/20160827
障害者の問題は健常者が現在抱える悩みとつながっていて、他ならぬ我々自身の問題だというのである。今年も引き続き学びを続けよう。