福島県民の食事は大丈夫

takase222013-10-05

1日に「ガイアの夜明け」で「眠れる“お宝”買い取ります!」というリユース(中古品)業界の新たな取り組みの特集を放送した。
中古品というと、私は古本くらいしかなじみがないが、中古車やリユースのブランド品など3〜4兆円規模の市場だという。もらいもので飲まないままの酒がたまっている家は多いと思うが、これを買い取る「リカーオフ」というお店も登場した。不用品を再利用するビジネスはもっと広がっていきそうだ。
視聴率はちょっと厳しかった。番組改編時期でウラは特番が多いという事情もあるが、視聴率は成績表で言い訳はできない。残念。
写真は放送日前日のMA(マルチオーディオ)スタジオ。整音し、ナレーションを入れ、音楽・効果音をのせる。機械が高温にならぬよう冷房を効かせたスタジオで10人近くのスタッフが作業する。番組最後のスタッフロールに大勢の名前が並ぶが、テレビの制作は集団作業なのだなと実感する。
一つ番組が終わってほっとする間もなく、今度は資金繰りだ・・。がんばろう。
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先日、福島の地元紙『福島民報』に、コープふくしまが食事の放射性物質検査の結果を発表し、県民が日々摂っている食事の放射線量は低く、健康に影響はないとする記事が出た。 
《コープふくしま(本部・福島市)は18日、県内の家庭の食事に含まれる放射性物質検査の平成25年度上期分先行調査結果を発表した。同日までに測定した70世帯のうち、69世帯で2日分当たりの放射性セシウムは評価上の検出限界値(1キロ当たり1ベクレル)未満だった。1世帯は検出限界値をわずかに上回ったが、健康への影響はないとしている。
 検査は組合員らの協力を受け、家庭の2日間6食分を1検体として測定した。検出限界値を上回った1世帯の測定値はセシウム137が1キロ当たり1・4ベクレルで、セシウム134は検出限界値未満だった。検査について助言しているNPO法人放射線安全フォーラムは「食品衛生法の基準値の1キロ当たり100ベクレルを大幅に下回り、健康への影響は全くない」と分析している。
 70家庭の9割以上が県産食材を使用した。25年度上期の検査は、7月から10月にかけて100家庭を対象に実施している。
 食事の検査に併せて、ホールボディーカウンターによる内部被ばく測定も行った。3月末までに51人の測定を終え、全員が検出限界値(300ベクレル)未満だった。》
よかった。
汚染水の問題は深刻だが、今のところ幸いにも、県民の実際の被曝量は非常に低いままですみそうだ。県産品を食べても大丈夫だという。こうした検査をしっかり続けて、地元の人たち、とくに若い人たちを安心させてほしい。