22日夜は、地平線会議報告会に参加。
東チベットを広く踏査している中村保さんが、最新のチベット情勢とりわけチベット自治区以外のチベット文化圏の報告をし、ヒマラヤ関係の訳書が多い倉知敬さんが「CIAとチベット」などチベットの現代史を語った。
ちょうど中村さんの『ヒマラヤの東』(山と渓谷社)を読んでいたところだったのと、チベット人の焼身自殺が100人を越えていまも続いていることが痛ましく、その理由を知りたいこともあって参加したのだった。
行くと会場は満員の盛況で80人超。チベットというテーマが人気なのか、中村保ファンが多いのか。二次会も40人近くで盛り上がり、そこでみんなに誕生日を祝ってもらった。
23日は中学の同窓会で15人が新宿に集まる。そこでも「還暦おめでとう」の乾杯を受け、女性陣からはブーケをもらった。連日「おめでとう」を言われた週末だった。
写真は、長野県で教師をしている友人の桂木恵くんが送ってくれたプレゼント。うまそうな清酒とカリントウ各種、塩羊羹。大学時代一緒に家を借りて暮らしていたこともある古い付き合いなので、好物をよく知っている。
こんなに祝ってもらったの、ここ数年なかったなあ。やっぱり還暦が大きいのか。
『自省録』からもう一節。
「まるで一万年も生きられるかのように振舞うな。避けられないものが君の上にかかっている。生きているうち、許されている間に、善い人間になれ」(4章17 岡野『ストイックという思想』より)
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福島県の被災地で神社とコミュニティの再生にとりくむ熊谷航(わたる)君が、先日、テレビに取り上げられた。
2月5日のこのブログで、多額の募金を集めることに成功したことは書いたが、このプロジェクトについて、19日の朝日ニュースター「ニュースの深層」に熊谷君が出演、1時間近く語った。
きょう、彼からメールが届き、神社にかんする次の動きが決まったという。
「警戒区域だった南相馬市小高区の神社と氏子さんの帰還を応援します」とのこと。
彼のブログをお読みください。
http://ameblo.jp/jinja311/entry-11477816630.html
彼は、ボランティアによく見られるような、悲壮な自己犠牲の精神ではなく、面白いし、やりたいからやっているという自然体で取り組んでいるのがいい。
運動が広がるよう、陰ながら支援したい。