佐々井師44年ぶりの帰国

takase222009-06-03

写真家の山本宗補(むねすけ)さんから、佐々井秀嶺師の講演会の案内がきた。
佐々井秀嶺師とはインド仏教の頂点に立ち、インド仏教徒一億人を束ねる伝説の人だ。不可触賎民の仏教への集団改宗を率いたアンベードカル博士(http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%93%E3%83%BC%E3%83%A0%E3%83%A9%E3%83%BC%E3%82%AA%E3%83%BB%E3%82%A2%E3%83%B3%E3%83%99%E3%83%BC%E3%83%89%E3%82%AB%E3%83%AB)の後継者として、現地で熱狂的に慕われる偉人である。
《44年ぶりに一時帰国中の佐々井秀嶺師による都内での講演会が6月7日に護国寺にて開催されます。4月21日に一時帰国いらい、私はずっと密着同行取材を敢行中です。これまでの全国行脚行は雑記帳をごらんください。宗補雑記帳
http://homepage2.nifty.com/munesuke/zakkicho-monthly.html
6月21日の帰国予定日まで、佐々井師の全国行脚行はつづきますが、都内での講演はこれが最初で最後となります。
佐々井秀嶺師は一億人をこすといわれるインド仏教徒の最高指導者であり、仏教を復興したアンベードカル博士の後継者として自他共に認める歴史的な存在です。
岡山県生まれでもうじき74歳。高尾山薬王院で得度後、30歳のときに師匠からタイに送られ、再得度。二年後にはインドに渡り、一度も帰国することなく仏教復興や聖地ブッダガヤの大菩提寺管理権を仏教徒に完全に取り戻すための奪還運動を展開し、さらには世界遺産級の仏教遺跡発掘を在野として成し遂げた、縦横無尽に活躍する人物です。
捨て身でもここまでの目覚しい活動はできないと思うのですが、その佐々井師の生き様の一旦を垣間見る絶好のチャンスです。
佐々井師がなぜ44年間、帰国しなかったのか?インドで命がけで闘ってきたのは何のためか?いったい、佐々井師はどんな使命を背負って生きているのか?
佐々井師の図太い生の声に触れることで「何か」を感じ取ることができるでしょう。》
写真は山本さんのホームページから。履きふるした安いサンダルで成田空港に降り立ったという。
師はすでにインド国籍を取っていて、インドで死ぬ覚悟でいるはずだ。ひょっとしたら、佐々井師を生で見られる最後の機会になるかもしれない。
講演会の案内はhttp://homepage2.nifty.com/munesuke/sasai-lastspeech-japan-june7-2009.pdf