宇宙を散歩する

朝、久しぶりに府中病院の裏手に広がる公園を歩いた。
心地よい涼しさだ。ここはうっそうとした森の斜面になっていて、常連の散歩人以外ほとんど見かけない。蝉に混じって無数の秋の虫が鳴いている。私一人が草の匂いに包まれて歩いている。

ビッグバンでこの宇宙がはじまったのが137億年前。気の遠くなるような宇宙の営みの結果、今、ここに私はいる。木の葉、足元の土、飛ぶ蝶、吸い込む空気、そして私。みな宇宙だ。
この瞬間は、宇宙が137億年かけて用意した、私のための舞台だ。すばらしい!ありがとう!
感謝の気持ちが自然に湧いてくる。
この私の「舞台」には、宇宙が必要とするものはすべてある。苦しみや悲しみまでも。それでいいのだ。
歩きながら、とても癒された気持ちになっていった。

このところ、「苦しい」日記が多かったせいか、ブログを読んでくださった方から、「大丈夫ですか」「がんばって」と激励のメールや手紙をいただいた。ありがとうございます。
でも、心の根っこの方は、かなり元気なので、ご心配なく。
だって、根っこのところは「宇宙」につながっていますから。