フィクサー負傷―そこは戦場だった

カンボジアで伝統の絹絣(きぬがすり)の復興に取り組み、織物の村「伝統の森」を作った森本喜久男さんのフェイスブックより。https://www.facebook.com/kikuo.morimoto?fref=ts

クメール語でプレアプムと呼ぶ土地の神様を、伝統の森の繁栄を願いわたしの家の前に奉納した。全ての出来事に感謝。》(10月21日)
元気そうでよかった。

カンボジアのどこに行っても見かける土地神の祠プレアプム。これまで村にはなかったという。右から2番目が村長のトウルさん。うれしそうだ。こういう写真を見ると、ほっとする。また村に行きたいなあ。
この村には年間2000人くらいの見学者が訪れる。ウォシュレットがないと用が足せないような日本の若者たちもたくさんやってきて、電気のない暮らしを体験し、文化ショックを受けて帰っていくという。「幸せって何だろう」と自問しながら。
11月13日に、京都の法然院で村の織物の展示即売会と森本さんの講演が予定されている。会いに行こう。
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常岡浩介さんのツイッターより。
《ぼくと同じ日、同じ場所で取材してた自由ラジオ欧州の特派記者が重傷を負った:
RFE/RL Correspondent Injured On Front Lines In Iraq》
《この日は、ぼくの取材許可の手続きをしてくれた有能なフィクサーもバーシカで撃たれてケガをしたし、ペシュメルガは死傷者だらけだったし、ぼくが一緒にいた義勇兵も足を撃たれたし、やはり危なかったみたい。》
http://twitter.com/shamilsh/status/790719785290100736

この日とは、ペシュメルガが総攻撃を始めた20日報道ステーションで紹介された映像が撮られた日)。常岡さんから、彼のフィクサーの一人がISの狙撃手に撃たれたとの知らせが入った。
フィクサーのY氏が額を撃たれて、すぐアルビル(クルド自治区の中心都市)に搬送されました」。
常岡さん自身は大丈夫なのか。銭勘定から一気に命の心配へと立ちかえさせられる。やはり、そこは戦場だった。常岡さんが死亡するか重傷を負うかしたら、どうやって迎えに行こうかなと飛行ルートが頭をよぎったりする。
ここ2〜3日、常岡さんはいったん後方に下がって、映像を送ってきたり、ラジオ番組に出たりしているが、モスル奪還作戦は進行中で、激戦が続いているという。明日からどうするか、先ほど打ち合わせをした。帰国までの無事を祈る。