4月11日午後、『拉致 封印された真実』の出版記念会を開いていただいた。

本の推薦人の磯﨑敦仁慶応大教授、川人博弁護士はじめ有田芳生衆院議員、朝鮮現代史研究者の宮塚利雄さんや旧知のジャーナリスト、北朝鮮関連NGO関係者そしてもちろん共著者のNK917氏も参加。新橋の料理レストラン「マルタ」でおいしい料理とワインを楽しみ、みなさんの温かいお祝いの言葉をいただいた。
先月28日の神戸での講演を神戸新聞が記事にしてくれた。
いま、拉致問題は聖域と化し、自由な報道ができない異常な状況にある。記事は、私の言葉を引用しながら、タブーとされてきた「救う会」(全国協議会)が唱える運動方針の批判を書いている。

以下、記事の一部。
「30年近い取材の成果を著書『拉致 封印された真実』にまとめた。拉致問題の全容を丹念に書き記し、生存情報がある神戸出身の男性2人の救出を求めることが、停滞する交渉を再開させる契機になると指摘。後押しのために「世論の力が必要」と訴える」
「生存情報があるのは、拉致被害者の田中実さん=失踪当時28=と、拉致の疑いが否定できないかとされる金田龍光さん=同26=だ。2人は同じ児童養護施設で育ち、同市東灘区のラーメン店で一緒に働いていた時期があった。
北朝鮮は14年以降、2人が北朝鮮に入国して妻子と暮らしている、と日本側に知らせたとされる。一時帰国の提案もあったが、日本政府は「幕引きに使われる」として拒否したとされる。2人の生存情報があったことも公表していない。
高世さんは3月下旬、出版に合わせた講演会を神戸市で開き「政府は2人の生存確認すらしようとせず、見捨ててきたと言ってもいい」と厳しく批判。拉致被害者家族と支援団体「救う会」が掲げる運動方針「全拉致被害者の即時一括帰国」が交渉の足かせになっている側面があると指摘した。
「交渉の空白期間が長く、風化といってもいい危機的な状況にある。膠着状態を打開するには田中さん、金田さんの問題から取り組むしかない。何より2人を放っておくのは人道上許されない」と話した」

4月25日(土)に東京で出版記念講演会を開くので、ご関心ある方はどうぞおいでください。

5月1日には「日朝交渉の進展のために ストックホルム合意12年目の課題」と題する院内集会を衆議院議員会館で開きます。これは追ってお知らせします。