安倍政権の誕生に統一教会が関わった?!

一昨日から山形県新潟県と北陸で記録的な大雨が続き、私の故郷、山形県南部に大雨特別警報が発令された。知り合いが多いので心配していた。

 5日、山形県の少なくとも10市町で建物の浸水被害が確認され、飯豊町では男性が行方不明になっているという。
 農作物へのダメージも深刻だろう。被害が少しでも軽微なものにとどまるよう祈ります。

長井市のダリヤ園近くの橋が崩落した(産経新聞

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 米下院議長ナンシー・ペロシ氏が台湾を訪問、蔡英文総統と会談した。

TBSニュースより

 ペロシ氏は中国の人権問題では筋金入りの強硬派として知られる。

 1991年の訪中の際は天安門広場で「中国の民主化のために犠牲になった人たちへささぐ」と中国語と英語で書かれた幕を掲げ、天安門事件の弾圧を批判。

 08年はブッシュ元大統領に北京五輪開会式の出席をボイコットするよう迫った。

 09年にダライ・ラマ14世の訪米の際は、オバマ大統領は中国に配慮して会談を見送ったが、ペロシ氏は下院外交委員長を務めた故トム・ラントスにちなんで創設された人権賞を贈った。(以上wikipedia

 これまでも大統領とは「別行動」をとってきたわけだ。

 ペロシ氏は今回、「人権博物館」で民主活動家とも会い、同行の10人の米議員ら約10人とともに中国や香港の人権状況について説明を聞いた。

 会合に呼ばれたのは天安門事件当時の学生リーダーでウイグル族ウアルカイシら約5人。その中に香港の銅鑼湾書店の元店主、林栄基氏がいて、台湾でがんばっているんだなと嬉しかった。

takase.hatenablog.jp

ウアルカイシ氏が来日した件についてはhttps://takase.hatenablog.jp/entry/20101120

 ペロシ氏の台湾訪問については、中国を不必要に怒らせて緊張を高めたと批判的な論調がメディアには多いが、中国の人権問題で「ダメなものはダメ!」と原則を貫く政治家は必要だ。

 中国共産党チベットウイグルで行っている「ジェノサイド」をやめさせることは喫緊の世界的課題である。「緊張」が高まるからといって、ジェノサイドを「なあなあ」でやり過ごすわけにはいかない。

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 連日、統一教会(通称)に関する見逃せないニュースが飛び込んでくる。

 まず、7月に統一教会の関係者からの相談件数が激増したという共同通信のニュース。一人で悩んでいた信者2世や信者の家族らが、安倍元総理殺害事件を機に、相談できるチャンネルがあることを知って押し寄せているのだろう。

共同通信


 名称変更を認めたうえ、統一教会にメッセージを出すなどしてお墨付きを与え、被害者を増やす結果を招いた自民党はとくに深く反省して、徹底した調査と被害者救済に乗り出すのがスジだろう。ところが驚いたことに、調査を拒否する!のだという。

東スポより)

立憲民主党西村智奈美幹事長(55)は4日、自民党茂木敏充幹事長(66)に対して世界平和統一家庭連合(旧統一教会)をめぐる問題で、国会に被害調査委員会の設置プランを提案したことを明かした。

 西村氏は国会内で行われた「旧統一教会被害対策本部・厚労部会・文科部会・内閣部会合同会議」に出席した。

 自身の事務所に旧統一教会による被害相談を受けていたことも踏まえて西村氏は、茂木氏に調査委の設置を要請するため書面を作成し国会対策委員会を通じて渡そうとしたが、受け取りを拒否されたという。(以下略)》

 
 国会を3日だけしか開かないのも、とにかく逃げ切ろうという魂胆か。茂木氏の態度からは、調査しないどころか調査を妨害するのではとの危惧を覚える。

 

 日刊ゲンダイ』が、「しんぶん赤旗」日曜版(7日・14日合併号)の“衝撃的なスクープ”を報じた。安倍政権の誕生に「統一教会」が大きく関わっていた可能性が出てきたという。

 重大な話なので長めに紹介する。

統一教会の関連団体「世界戦略総合研究所」の小林幸司事務局長が、赤旗編集部の取材にこう証言しているのだ。

 「親しい議員からお願いされて自民党に入った自民党員だったのは2011年から17年までで、途中1年ほど退会していたかもしれない」

 さらに、12年9月に行われた自民党の総裁選について、「首相になってほしいので安倍さんを応援し、投票した」と認めているのだ。小林事務局長は、総裁選の半年後(13年4月)に開かれた「桜を見る会」に招待されている。招待された理由についても「(総裁選で安倍氏を)応援したからですかね」と話している。

 統一教会の関連団体の幹部が、自民党員となって総裁選で安倍晋三氏を支援したとハッキリと証言しているのだから衝撃だ。問題は、総裁選に関与したのは幹部1人だけだったのか、ということだ。統一教会の信者は、7万~8万人いるとされている。もし、全信者が自民党員になって総裁選で一票を行使すれば、十分、総裁選の結果を左右する力になるからだ。

 2012年の総裁選は、まだ自民党が野党時代に行われている。投票総数は約49万だった。当初は、石破茂石原伸晃が有力視され“石・石対決”といわれていた。安倍氏は本命ではなかった。ところが、安倍氏は第1回投票で2位につけ、決選投票で石破を破って総裁に就任している。

 安倍氏が第1回投票で2位になったポイントは、石原に党員票で差をつけたことだ。議員票は<安倍54票 石原58票>と拮抗していたが、党員票は<安倍約14万票 石原約7万4500票>と大差をつけている。

 はたして、あの総裁選で、旧統一教会の信者が動いたのかどうか。検証する必要があるのではないか。》

本命ではなかった安倍氏が総裁に(日刊ゲンダイdigital)

 徹底的な追及を!