沖縄でお土産に買った「やちむん」。
前からビールには陶器の容器がいいと思っていたので、これで呑むのが楽しみだ。
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ミャンマーで「勘当」が増えているという。
《サッカーのミャンマー代表として来日後、クーデターを起こした国軍に抗議して帰国を拒み、難民認定されたピエリアンアウンさんが8日、現地の新聞を通じて両親から「勘当」を宣告された。
ミャンマーでは、国軍への抗議活動に関わる子どもの「勘当広告」を新聞に載せる親が増えている。(略)》(朝日新聞10日)
この記事を読んで、私の知り合いのミャンマー人、ソーティナインさんのことを思った。
彼は、去年秋、軍政を倒す闘いをおこなうため、ミャンマーから日本にやってきた。祖国を離れるとき、もう一生会えなくなるかもしれない高齢の父親に、「縁を切ってください」と言ったという。
軍は抗議活動を続ける若者の家族を拘束したり財産を没収したりしている。そこで、子どもを勘当して関わりを断つわけだが、こうして多くの家族が引き裂かれることになる。
ミャンマーでは、国民の抵抗運動は表面的には抑えられているものの、軍への反発は消えていない。
事態打開の道はいまのところ、全く見えない。ASEANも、タイ、ベトナム、ラオス、カンボジアなどが国軍に融和的であるなど、立場が分かれ、有効な手を打てていない。
これからも多くの人々の苦しみ、悲しみが生まれるだろうと思うと、外にいる私たちがもっと関心をもち、支援を強めなければと思う。
パイプがあると言う日本政府は、一体どんな働きかけをしたのか。クーデター後も国軍に便宜をはかる姿勢を続けている。
例えば防衛省はいまなお、ミャンマー軍の幹部や幹部候補生を留学生として受け入れ、授業料免除のうえ給付金も支給している。クーデター政権から見れば、現状を認めてくれていることを意味する。結果的に軍の暴力を後押ししている。