きょうは畑仕事。
知らないことが多く勉強になる。ネギの植え替えをやったが、ネギが収穫まで長い時間と手間がかかることをはじめて知った。
こんど、のらぼう菜を植えるそうだ。のらぼう菜はアブラナ科で「江戸東京野菜」の一つ。東京多摩地区から埼玉県の一部の特産で、とても美味しい。たのしみだ。
畑にはいろんな虫がやってくる。受粉には不可欠だが、害虫も多い。きょう、ネットの中にモンシロチョウがいるのを発見。ネットを張る前に青虫がいたのだろう、葉がだいぶ食い荒らされている。それで、中にいたチョウ数匹を「駆除」。かわいそうな気もするが、これが農業のリアリティなのだろう。
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ネットコラム【高世仁のニュース・パンフォーカス】の第7回「価値観をめぐる闘いが世界をつなぐ」を公開した。
ベラルーシ、香港、タイの街頭で闘う若者たちと米国のBlack Lives Matter(黒人の命も大切だ)の運動の「同盟」について書いた。
後半の部分だけ紹介する。
いま世界中で人々が立ち上がっていますが、何を目指しているのでしょうか。
5日の朝日新聞「オピニオン」面に吉岡桂子編集委員が「タイ・香港・台湾 民主への絆」というコラムを書いています。
タイ・バンコクの若者たちが、民主化を要求して開いた集会に「#MilkTeeAlliance 」(ミルクティー同盟)と書かれたプラカードが吉岡氏の目に留まりました。それを掲げていた大学生は、自分たちと香港と台湾の若者とは「似た立場」だといいます。そして、なぜミルクティーかというと、バニラの香り漂うオレンジ色の甘いタイティー、台湾はタピオカ入り、香港は練乳で甘みをつけた濃い紅茶。名物のミルクティーを絆にした心の同盟だというのです。
いま世界で起きているのは、国益をめぐる国家間の闘いや、「右」か「左」かという主義の優劣を競う争いのように見えるかもしれません。しかし、その根源で闘いを支えているのは、一人ひとりの人権、自由を尊重するという「価値観」です。この「価値観」をめぐって、一国の中での運動と国家間でのせめぎ合いとが同時に、複合的に進んでいるのが今の世界だと思います。
テニスの大坂なおみ選手が試合ごとに掲げた「Black Lives Matter」(黒人の命も大切だ)のメッセージは世界中に大きな反響を呼びました。きっと、香港、ウイグルやベラルーシの人々の心にも響いているでしょう。
警官に殺された7人の名前の書かれたマスクについて聞かれた大坂選手は、”What was the message you got?”(あなたがたは私からどんなメッセージを受け取ったのですか)と逆に私たちに問いかけました。
私にはこの言葉が、日本に住むあなた方も人権と自由を求める「心の同盟」に加わってくださいと呼びかけているように聞こえました。
みなさんはどう受け取りましたか。