ネコジャラシで知られるエノコログサ(狗尾草)。アスファルトの隙間からしぶとく生えてきてる。
花穂が犬の尾に似ているので犬っころ草と呼ばれたのがエノコログサになったという。世界中の温帯にあるが、「縄文時代前半まではなく、日本にはアワ作とともにアワの雑草として伝わったものと推測される」(wiki)という。アワの仲間なので、食べられるそうだ。
「食用とする場合、エノコログサは脱粒しやすいのではたきなどで叩き落としざるで受けるのがよい。脱穀したのちすり鉢ですりつぶし、水選する。食べるときはアワと同様、粒のままでも製粉しても食べられる」という。
どんな味がするのか、機会があれば食べてみたい。
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若者が投票しない選挙が日本で行なわれている最中、香港では7週連続の大規模デモが続き、裏社会まで介入するなど緊張が高まっている。
【7月22日 AFP】大規模な反政府デモが7週連続で行われた香港で21日夜、白い服を着た覆面集団が民主派のデモ参加者らをバットや棒で襲撃し、45人が負傷、うち5人が重傷、1人が重体となっている。襲ってきたのは「三合会(Triad)」と呼ばれる香港の犯罪組織のメンバーとみられており、卑劣な襲撃と警察の対応に怒りが広がっている。
中国本土への容疑者引き渡しを可能にする「逃亡犯条例」改正案をきっかけにしたデモは、民主改革と普通選挙を要求し香港が有する半自治権の縮小に抗議するより広範な運動へと発展している。こうした中、香港で暗躍する犯罪組織が干渉してくる新局面に、懸念が高まっている。
襲撃者のうち数人は、中国本土のナンバープレートが付いた車で現場を立ち去る様子が映像に捉えられている。
7週連続となった日中の大規模デモでは、香港市内にある中国政府の出先機関までデモ隊が行進し、庁舎に卵を投げつけたり落書きをしたりした。夜になると、市内中心部の商業地区で警察がデモ隊の排除に乗り出し、一帯は機動隊の放った催涙ガスに包まれ騒然となった。
政府支持者による同様の襲撃は、2014年の民主派の大規模デモ、雨傘運動(Umbrella Movement)のときにも起きている。(略)
一夜明けた22日、卑劣な襲撃と警察の対応に批判の声が上がっている。襲撃された人々は必死に助けを求めて通報を繰り返したが、現場に警察が到着するまで1時間以上かかり、しかも未明まで周辺の路上にいた覆面集団を逮捕しなかったという。
https://www.afpbb.com/articles/-/3236243?pid=21479318
周庭(アグネス・チョウ・ティン)さんも警察を激しく非難している。
https://twitter.com/chowtingagnes/status/1153263243176992768
こうしたなか、中国の国防相が「香港で人民解放軍出動は可能」と異例の声明を出した。
【北京=多部田俊輔】中国国防省の呉謙報道官は24日の記者会見で、香港の「逃亡犯条例」改正案を巡る抗議活動に関連し、香港政府の要請があれば中国人民解放軍の現地部隊の出動が可能だとの立場を強調した。デモ隊の一部が中国政府の香港出先機関の国章を汚すなどしたことについて「一国二制度の原則の限界ラインに触れるもので、絶対に容認できない」と非難し、デモ活動の激化をけん制した。
人民解放軍の香港駐留部隊に関する規定には「社会の治安維持」などのために香港政府の要請で出動できるとの条文がある。呉氏は記者からの質問に「香港情勢を注意深く見ている」と答えたうえで、「明確な規定だ」と同条文に言及した。
これまで人民解放軍は「香港の内政問題には干渉しない」とコメントしてきており、香港駐留部隊の出動の可能性に言及するのは異例だ。香港政府は「人民解放軍に支援を求める計画はない」と出動要請の可能性を否定している。
人民解放軍は1997年の香港返還に伴って香港に進駐した。陸海空軍がそろっており、合計の兵力は約6千人。規模は小さいが、隣接する広東省広州に拠点を置く部隊に実質的に付属しているとみられる。
香港メディアは22日、人民解放軍が広東省内で対テロ訓練を行ったと伝えた。通常よりも活発な訓練を行ったり、増員したりしているとの情報も流れており、香港での抗議活動の過激化をけん制する狙いがあるとの見方も出ている。
香港の「逃亡犯条例」改正案を巡っては、民主派団体の呼びかけで6月16日に主催者発表で200万人近くが参加する大規模デモを実施した。香港政府トップの林鄭月娥行政長官は謝罪や改正手続きを再開しないことを約束したが、7月に入っても立法会(議会)を占拠するなど行動をエスカレートさせた。
最近のデモの批判の矛先は中国政府に向かっている。21日には香港にある中国政府の出先機関「中央駐香港連絡弁公室」の前に約1千人の若者が集まって建物に卵を投げつけ、中国の国章に黒い液体をかける事態となった。(日経)
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO47730620U9A720C1EA2000/
香港の運動が、「逃亡犯条例」という一つの法律の改正案の問題から、広く民主改革を目指すという方向に向かっている。当然、香港の行政府だけでなく、中国当局=中国共産党とも闘うことにならざるを得ない。これから運動は、文字どおり正念場になるだろう。