カナダが人権問題で中国を批判

 水無月。きょうから節気は芒種(ぼうしゅ)。穀物の種をまくころという意味だそうだ。
 初候の螳螂生(かまきり、しょうず)が6日から。次候の腐草為蛍(くされたるくさ、ほたるとなる)が11日から。16日からが末候、梅子黄(うめのみ、きばむ)。昔の人は草が腐ってホタルになると思っていたらしい。サクランボも出てくるころだ。

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 毎朝通る通勤路にタチアオイが咲いた。夏が来たと知らせてくれる花だ。毎日次々につぼみが開いてあでやかになっていく。きょうは暑かった。
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 天安門事件30年に関連して「カナダ首相が中国を人権問題で非難」との記事が出た《中国の民主化を訴えた学生らが軍に弾圧された天安門事件から30年を迎えた4日、カナダのトルドー首相は「人権に関する中国のふるまいを深く憂慮している」と語り、新疆ウイグル自治区での少数民族の収容をやめるよう求めた。中国側は「ひどい内政干渉だ」と反発した。
 トルドー氏はバンクーバーで記者団に対し、「人権」という言葉を何度も使って中国を批判。「節目のこの日に、またこれから先も人権をより尊重するよう求める」と語った。フリーランド外相も声明で、天安門事件で殺害されたり、拘束されたりした中国国民について説明するよう求めた。》(朝日新聞
 カナダ当局は昨年12月、米国の要請で華為技術(ファーウェイ)の幹部を逮捕、すると5月には、中国当局がカナダ人2人を国家機密を盗んだなどとして逮捕するなど、激化する両国の対立が背景にあるが、人権に関して原則的な立場を明らかにする姿勢は見習いたい。
 天安門事件民主化運動を武力弾圧したことへの抗議として、欧米が中心になって対中制裁を続けていたとき、先進国でいち早く制裁破りをして経済支援を再開したのは日本だった。対立はよくない、友好を求めよといいながら、弾圧した側に立ったことになる。あの時の対応は厳しく反省すべきだ。
 中国ではチベット弾圧に続き、ウイグル人に対して、「民族浄化」と言ってもいいほどのすさまじい人権抑圧を続けている。ところが中国の経済力の前に国際的な批判が鈍りがちになっている。(「『突然連行、小部屋に40人』ウイグル族迫害の実態訴え」=朝日新聞https://www.asahi.com/articles/ASM5G62KGM5GUHBI02D.html
 中国マネーはさらに、専制的体制を海外に「輸出」する結果を招いている。例えばカンボジアだ。フンセン政権がここ数年で急激に独裁化した背景には、権力層と中国資本との癒着がある。「開発」の名のもとに居住地から住民を追い出し、その土地で中国資本とつるんだプロジェクトが進められる。その住民強制移住を追い続けたのが土門拳賞をとった高橋智史さんの『RESISTANCE カンボジア 屈せざる人々の願い』である。中国がバックにいるかぎり、フンセン政権は、欧米からの非難や制裁などぜんぜん怖くないのだ。
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 私はテレビでメシを食っているのに、テレビに出てくる人を知らない。俳優や歌手、芸人の名前もよくわからない。そこに今朝、南海キャンディーズ山里亮太が女優蒼井優と結婚したというニュースが報じられた。
 ツイッターをみて思わず笑ったのは;
 「おれが蒼井優と思っていたのは宮﨑あおいだったしおれが宮﨑あおいだと思っていたのは二階堂ふみだったしおれが二階堂ふみと思っていたのは蒼井優だったしおれが蒼井優だと思っていたのは黒木華だったので今回の件で目盛りのズレをひとつ直した」https://twitter.com/hironobutnk/status/1136121982615838721
 これ、まったく同感。これからは蒼井優だけは間違えないぞ。

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これは黒木華。まぎらわしい。