プロデュースの新たな道

takase222014-12-29

九州の取材から帰ってきたスタッフが「白イチゴ」を土産に買ってきた。
淡いピンクのような色のイチゴもあると聞くが、これはかなり白い。ちょっと違和感があるが、ひと口かじってみる・・・甘い!粒が大きく、食べごたえがある。
香港あたりで人気だそうだ。日本では紅白のイチゴ詰め合わせで売られたりしている。
日本の農業は、こんな芸術品を生み出す職人芸である。
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昨夜の「情熱大陸」は、神田淡路町の老舗蕎麦屋「まつや」の主人が登場した。
「Mrサンデー」の裏番組が「情熱大陸」で、うちはここでも十本以上制作させてもらっているので、業界的には気をつかう。
昨夜の「クルド女性兵士」のコーナーは、始まりが10時48分で、スタジオを入れると11時2分くらいまでだった。通常「情熱大陸」は11時放送開始のところ、昨夜は11時20分開始なので、“バッティング”せずに済んでほっとした。
で、今日の午後、久しぶりにソバでも、と「まつや」へ。
2時過ぎで空いているだろうと思ったら、20人以上が並んでいるのをみてあきらめた。こういうとき、テレビの影響力は大きいなあと思う。
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きょうは、年末でとてもせわしかった。
まず、昨夜の後始末。視聴率をチェックすると、うちのコーナーでぐっと上がっていて一安心。ついで、テレビ局との値段交渉と支払い日の確認。
月末で、精算もしなくては。レシートを一枚一枚紙に貼るのはけっこう手間だ。精算にたっぷり2時間かかった。
ついでコンサル、経理担当と今後の資金繰りの算段。1月には消費税の支払いもある。来年前半は海外取材が多そうだから、年頭からしゃかりきに稼がないと・・・
で、年賀状。喪中の人、肩書や住所が変わった人・・と整理して入力し直したり・・・どんどん時間をくって、帰宅は12時ちょうどだった。
でも、会社の運営にかかわる仕事はあらかた済ませたのですっきりした。
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深夜、今年はどんな年だったか振り返る。
フリージャーナリストとの協働で多くのことを学んだ気がする。

常岡浩介さんのエボラ出血熱最前線取材とイスラム国潜入、そして遠藤正雄さんのクルド武装勢力取材をプロデュースしたことは、今後自分が何をやるべきか考えさせてくれた。
テレビの世界以外で、常岡さんの出版もプロデュースさせてもらった。
フリージャーナリストの樫田秀樹さんから、リニア新幹線に関する本をどこも出版してくれないと相談されて、出版できるようにお手伝いできたことも一つのプロデュースと言っていいだろう。
http://d.hatena.ne.jp/takase22/20140927
意思ある人と人とを結んで、何か意味あることを実現していく。そのエネルギーで世の中をより良い方向に動かしていく。そんなスケールの大きな「プロデュース」をしたいと思う。
自分の「プロデューサー」としての再定義である。
来年が楽しみだが、自分の力量が試されることでもある。来年は、文字通りチャレンジの年にしたいものだ。やるぞ!