最初に放送のお知らせ。
あさって11月9日(日)フジテレビ Mrサンデー(よる10時〜11時15分)で、
「これが拉致工作員だ!−スパイ辛 光洙(シングァンス)の実像」が放送される予定です。15分くらいの短い特集ですが、貴重な2000年の辛光洙直撃映像を公開します。
《日朝協議で北朝鮮側が、拉致実行犯からも事情を聴取する意向を日本側に伝えていたことがわかった。拉致実行犯とはいったいどんな人物なのか。
1929年に静岡県で生まれ16歳まで 日本で暮らした辛光洙は、戦後、北朝鮮に渡った。1973年、能登半島から日本に密入国。辛は、ある在日女性に接近して同居、拠点を確保した。ある晩、辛は平壌からの乱数放送で、拉致指令を受け、動き出した・・・・
地村さん夫妻(1980年)と原敕晁(ただあき)さん(1980年)の拉致容疑で国際手配された辛光洙は、横田めぐみさんの拉致にも関与したとされる。番組では、辛容疑者の足跡を追い、拉致工作の実態を明らか にする。》(この特集の制作に協力しました)
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それから、NHKの「シリーズ世界遺産100」の放送予定です。5分間のシリーズ番組です。
NHK総合 11月8日 (土)11:25〜30「アルタイ山脈の岩絵群」
モンゴルの西部を南北に走るアルタイ山脈。 その山々の長さ20km、幅600mの範囲にある岩には、4万年以上前から6世紀にかけて、岩を削って描いた1万5,000点以上の絵が 残されている。
NHK総合 11月12日 (水)22:45〜50 「ゲル製作の伝統技術と関連する慣習」
モンゴルの草原に建つ白いドームは、遊牧民の住居「ゲル」。遊牧民のエルデネバータル・チンバトさんが新築することにしたゲルの製作過程や関連す る慣習を紹介します。
NHK総合 11月15日(土)11:25〜30 「ビエルゲー モンゴルの伝統舞踊」
モンゴル西部に住む様々な少数民族の人々が 踊るビエルゲーは、モンゴルの伝統舞踊です。6月、ホトン族の祭り当日、モンゴル各地から500人もの人々が村に戻って来まし た。
世界遺産HP http://www.nhk.or.jp/sekaiisan/s100/
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密漁の追い出し20号頼み
(朝日川柳)
ここ数日、小笠原諸島に200隻以上押し寄せたサンゴ密漁船。台風20号がやってきてやっといなくなった・・・と思ったら、またすぐ戻ってきたようだ。
このところ、中国を感情的に嫌う風潮が行き過ぎていて、困ったものだと思っていた。
夏の食肉偽装のときなど、テレビのスタジオで「もう、中国はこれだから困りますね・・」と嬉しそうにコメントする人の顔が下品に見えた。一番困るのはほかならぬ現地中国に住む人々であって、喜んでいい話ではないのだ。
娘には、「政府と人民を分けて考えろ」と言ってある。そうすれば、とりあえずは、中国の政府や軍の行為への嫌悪感を中国人全般に感じなくてすむはずだ。
しかし、このサンゴ密漁の場合は、中国の公的機関の姿は見えず、やっているのは一般の漁民で、日本が強硬手段をとらないのを見越した振る舞いをしている。中国も中国人もキライ!となってしまう。
このタイミングで、サンゴ密漁船の船長に無罪判決が出た。
場所は五島列島で今年5月のことだという。いろんなところに中国漁船は出没しているのだなあ。
《長崎県・五島列島沖の領海内でサンゴ漁をしたとして外国人漁業規制法違反(領海内操業)の罪に問われた中国籍の男性被告(48)に、福岡地裁は15日、無罪の判決を言い渡した。》http://www.okinawatimes.co.jp/article.php?id=86842
理由は、日本の領海内だと認識していなかった可能性があるからだという。日本の裁判が、政治に左右されないのを喜ぶべきか。
五島列島の住民は、2年前の悪夢を、今年の小笠原諸島の事態に重ね、固唾を呑んで見守っているという。台風時には避難のため、湾内に大挙して入ってきたそうだ。
《静かな農漁村である長崎県五島市玉之浦町の小川地区。町内会長の白石敏博氏(64)は、2年前、近くの玉之浦湾に押し寄せた106隻もの中国漁船団に脅威を感じたという。
台風が接近した平成24年7月18日未明、五島市の玉之浦湾に見慣れぬ中国漁船団が突如として現れ、陸から数十メートルの先にずらりと停泊した。
東シナ海で虎網(とらあみ)漁や底曳(そこびき)き網漁をしていた400〜500トン級の大型漁船だった。計3千人と推定される乗組員は上陸しなかったが、この年は、さらに3回にわたり計162隻が湾内に押し寄せた。25年にも計31隻、今年はこれまでに計11隻が避難停泊した。
かつては中国漁船の乗組員が不法上陸し、民家の倉庫の生米を食べるなどの事件を起こしたことがあった。船上から、食べかすなどのゴミを撒(ま)き散らし、乱暴な操船の結果、湾内の定置網など漁具を破損したことも少なくないという。》
http://news.livedoor.com/article/detail/9440446/
対馬や隠岐周辺の韓国船の傍若無人の振る舞いを取材したことはあるが、中国漁船がここまで大変な事態になっているとは知らなかった。
漁船のトラブルが不測の事態を招く可能性は大きい。安全保障の問題として具体亭な対策を準備しなければ。