辞任すべき女性閣僚は他にもいる

takase222014-10-20

日曜、よく晴れたので、母親と公園を散歩した。
あれ、桜に似た花が咲いているなと思って、近づくと、「ジュウガツザクラ」の札が幹についている。フユザクラは知っているが、こんな季節に咲くのがあるのか。十月桜は、4月と10月の2回咲くのだという。
秋空を背景に咲く桜を見ると気持ちが華やいでくる。

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小渕優子経済産業相が辞任した。
一言だけ言いたい。
自民党自民党、変わらないなー。

期待したのは、小渕辞任で、他の女性閣僚のスキャンダルに注意が向けられることだったが、「うちわ」の松島みどり・法相の辞任へとつながっただけだった。
山谷えり子国家公安委員会委員長在特会幹部との関係、高市早苗総務相のネオナチ(国家社会主義日本労働者党)幹部との関係などは、海外から問題視されている。特に山谷氏は、在特会の元関西支部長が、「20年来のお付き合いがありますねん」というほどの緊密な関係だという。また、一緒に写真におさまっている2人は、京都の朝鮮学校に押しかけて威力業務妨害などの容疑で逮捕された人物。
私は、朝鮮学校への公的補助には反対だが、在特会のようなヘイト団体の妨害行為は厳しく取り締まり、罰せられなくてはならないと思う。
こうした団体を取り締まるべき警察のトップである山谷氏が、追及されても知らぬ存ぜぬで押し通しているのはいかがなものか。

小渕、松島両大臣のカネの問題より、こちらのほうが、よほど日本の国際的信頼を失わせている。安倍首相自らが在特会幹部とツーショット写真を撮っていたこともあわせて、内閣全体の偏狭な民族主義的体質が、欧米からも胡散臭い目で見られている。

それにしても、この問題は、海外メディアが報じているが、日本の主要メディアがほとんど取り上げないのはなぜか。気になる。ヘイトスピーチを撲滅しようという流れの中で、ニュース価値は十分あると思うのだが。
そんなところの、英『タイムズ』が、NHKが海外サービス部門の職員に、南京事件慰安婦尖閣問題などに触れないよう指示する内部秘密文書を入手したと報じた。
見出しは
Japan’s ‘BBC’ bans any reference to wartime ‘sex slaves’
「日本のBBC 戦時『性奴隷』への言及を禁止」
事実とすれば、大きな問題として国会で追及されるべきだ。
安倍晋三氏がメディアに手を突っ込む癖は昔からだが、首相になってからは目に余る。