きょうは冷え込んだ。
そとに置いてたバケツに厚めに氷がはって、突っ込んでおいたヒシャクでバケツを持ち上げることができたほど。
夜は満月が冴えて美しかった。東京の冬は空が晴れて、星空がきれいだ。
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先日、カラシニコフ氏死亡の記事を紹介したが、彼は自分が作った小銃で多くの人が死んだことをひそかに悩んでいたらしい。
《【モスクワ=共同】先月、九十四歳で死去した旧ソ連の銃器設計者ミハイル・カラシニコフ氏は、自身が生んだ銃が大量の人命を奪ったことで心の苦しみを抱えていた。十三日付ロシア紙イズベスチヤは、同氏がロシア正教会最高位のキリル総主教に悩みを打ち明けた書簡の内容を伝えた。
書簡の日付は死去の約八カ月半前の昨年四月七日。カラシニコフ自動小銃を開発した同氏は「心の痛みが耐え難い。私は解けない問題を抱えている。私の銃が人命を奪ったことで、農民の息子で正教徒の私に罪はあるでしょうか」などとつづっていた。正教会の広報担当者によると、総主教はカラシニコフ氏は愛国者の模範であり、武器が祖国を守る場合、正教会は武器設計者もその武器を用いる兵士も支持するとの内容の返事を送ったという。
同銃は旧東側諸国や発展途上国、紛争地を中心に広がり「人類史上、最も多くの人を殺した武器」とされる。同氏は生前、祖国防衛への寄与を誇るとともに、世界中で多くの人々が同銃で殺害されたことについては「武器に責任はない。平和的に問題を解決できない人々が悪い」と述べていた。》
今もカラシニコフは、アフガン、イラクで、シリアで、また南スーダンで戦闘に使われていることだろう。
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金正恩による張成沢粛清で、いろんな識者のコメントを見ていると、北朝鮮の体制が日本で理解されていないことがはっきりわかる。
外交問題を専門にする孫粼享氏が12月13日のツイッターにこう書いていた。
《北朝鮮:事実なら超異常政権出現。3代目。実力、勉強なく権力のみ継承。13日共同「北朝鮮の治安機関、国家安全保衛部は12日、金正恩第1書記の叔父、張成沢元国防副委員長に対する特別軍事裁判を開き、死刑判決。刑は即日執行。朝鮮中央通信が13日伝えた。」》
ということは、孫粼氏は、金正日時代を含む粛清前の政権を「超異常政権」だとは思っていなかったらしい。これにはちょっと驚いた。
「四人組」のかわりに最近よくテレビに出るのが、武貞秀士氏。
飯島秘書官の訪朝に「100点満点!」と言い切ったのが印象的だった。
最近は、チャンソンテク粛清に関してテレビ(テレビ朝日が多い)で、とても楽観的なコメントを連発している。
いわく、北朝鮮の体制はすっきりとシンプルになった。目の上のタンコブが無くなった金正恩は、権力基盤をしっかり固め、自分の思い通りに改革開放政策を進められる、などなど。
対米、対日、対韓関係の好転が期待できる。拉致問題の進展も相当期待できる・・・
で、その根拠は?
金正恩は、ミッキーマウスをプロデュースし、米プロバスケットボールの選手を呼んできた、また、お寿司が大好きで正月にはコマ遊びや凧揚げを楽しんだ。だから対米、対日関係は期待できます・・・。
「マジっすか!」といいたくなる仰天のコメント。父親の金正日も寅さん映画も和食も大好きだったが、多くの日本人を拉致したのだった。
金正恩は欧州留学経験があるから「開明派」とみなすのと同様の誤解。
こういう解説には、その人の「願望」が大きく作用している。
(写真は「バスケ外交」で4回目の訪朝をしたデニス・ロッドマン)